2021/05/13 
財政金融委員会質問要旨
日本維新の会 参議院議員 音喜多駿

1 銀行法改正について
① 銀行法改正案によれば、銀行の業務範囲の規制が見直されるが、日銀考査に与える影響如何(日本銀行)
② 銀行の業務範囲拡大が見込まれる中、日銀としても銀行の経営実態の把握やリスク管理体制の点検を十全に行うためには、コンサルティング業務に精通しているなど、以前とは別の体制や人材が求められると考えるが、今後の方針如何(日本銀行)
③ 2%のインフレターゲットの長期化、マイナス金利政策の継続が、地方銀行の経営を圧迫しており、今回の銀行法改正にもつながっていると考えるが、認識如何。また、本法案についての評価如何(日銀総裁)

2 帰国時の検査証明について
① 帰国時の検査証明において、厚労省指定のフォーマットを推奨している大使館・領事館があるが、事実か。(外務省)
② 日本入国時に必要な検査証明書の要件としては、厚労省指定の検体であること、厚労省指定の検査方法であること、検体採取が出国前の72時間以内であることの三要件が重要であり、必ずしも所定のフォーマットを厳格に求めるべきではないと考えるが見解如何(厚生労働省)
③ 帰国時の検査証明については、厚労省の求める三要件及び、検査機関と言語の要素が重要であり、所定のフォーマットを厳格に必要とする現状の手続きや広報の仕方については早急に改善するべきと考えるが、見解如何(外務省)

3 ステーブルコインについて
① 国内では資金決済法に準拠した事業者発行の日本円ステーブルコインの流通が進んでいる。「投機」のみならず、海外ではクレジットカード決済の手段として認められるなど「決済」での活用が進んでいる。外貨獲得などのメリットもあると考えるが、見解如何(日銀総裁)
② 事業者発行の日本円ステーブルコインを含む民間デジタルマネーの利便性を高める必要があり、そのためには民間金融事業者の調整役であり、日銀ネットの運営者でもある日本銀行が、決済事業者間のネットワーク効果を高めるなど決済システムの効率性を高める取組を進めるべきと考えるが、見解如何(日銀総裁)

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