衆院選東京15区補選に関し、参政党は15日、看護師の新人、吉川里奈氏(36)を擁立すると明らかにしました。吉川氏は記者会見で「既存政党になかった政治とカネにクリーンなところを打ち出して解決していきたい」と話しました。これで東京15区補選は、共産党の小堤東氏、日本維新の会の金沢ゆい氏、日本保守党の飯山陽氏の4人が立候補を表明したことになります。
 1週間近く前の動画で、小池百合子東京都知事を熱心に萩生田光一・東京都連会長が口説いているとご紹介しましたが、小池知事はどうするのでしょうか?
 きょう17日は都内のホテルで自民党大会が開かれます。当初は、この日までに立候補者を決めたい、と自民党関係者は言っておりましたが、全く立候補者が決まるそぶりがありません。4月14日の公示が近づけば近づくほど、公募などで決まった知名度のあまりない候補者の場合は不利になります。しかし、東京都知事を務める小池知事の場合はその心配がありません。
 飯山陽氏が「小池知事のアラビア語は2歳児程度」と話し、アラビア語対決となるのでは、と一部で話題になっていますが、早期に態度を決めれば決めるほど、小池知事にとってはメリットがないわけで(万が一にもアラビア語で飯山氏にやり込められでもしたら、それこそ体面が保てない)、僕は公示ギリギリまで態度を表明しないのではないか、と推測します。
 そうなると、パーティー券収入のキックバック問題で、処分を発表するはずが、先延ばしになった自民党の党大会は、何が目玉になるのだろうか、何のために開くのだろうか、という気がしないでもありません。