岩手県では医療機関の負担軽減につなげるため、重症化リスクが低い人は自分で検査をしてもらおうと検査キットの配布を9月9日(金)から始めています。

利用の条件としては、対象は県内に住んでいて、発熱やせきなど新型コロナウイルスが疑われる症状が「あり」、65歳未満、基礎疾患がないなど重症化リスクが低い人です。
症状がない場合は配布は受けられませんので、薬局などでの無料検査を利用してください。

利用方法は、県のホームページにある申し込みフォームから氏名や住所を入力すると、自宅など指定の場所へ抗原検査のキットを送ってもらうことができます。
午前中の申し込みなら翌日、午後なら翌々日をめどにキットが届くということです。

注意点ですが、申し込みは1人1回まで、家族などに症状がある場合も一度にまとめて申し込むことはできません。

もし陽性となった場合には、新たに設置された「いわて陽性者登録センター」の専用フォームから、運転免許証などの本人確認書類と陽性の結果が分かるキットの写真をアップロードします。

これにより医療機関を受診せずに保健所に陽性者として登録されることになり、その後は県から届くメールをもとに健康状態を報告する国のシステム「マイハーシス」を使いながら自宅療養することになります。

陽性者登録センターは、自分で検査キットを購入し陽性となった場合なども同様に利用できます。

一方で、重症化リスクが高い人や薬の処方を希望する人は医療機関を受診することになっています。

新しいシステムが導入されましたが、県では症状が重い場合などは無理せず受診してほしいとしています。