独特のスタイルで異彩を放つスウェーデンの鬼才ロイ・アンダーソン監督による、『散歩する惑星』『愛おしき隣人』に続くリビングトリロジーの最終章となる不条理コメディー。面白グッズを販売している2人組のセールスマンが、どうやってもうまくいかない人々の悲喜こもごもな人生を目撃するさまを、シュールかつブラックな笑いに満ちた39のシーンで描き切る。構図、配置、配色、美術など細部にまでこだわり完成に4年を費やし、第71回ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した。…
スウェーデンが生んだ巨匠ロイ・アンダーソン監督が、構想15年、撮影4年かけて製作した人間ドラマ。人間であるがゆえの愚かさ、滑稽さ、哀愁を、そこはかとない可笑しみを持って描く。撮影ではロケーションはなく巨大なスタジオにセットを組み、マッドペイントを多用。遠近法の構図、配置、配色、美術など細部に至るまで計算するなど、こだわりが満載。…