2020年東京五輪の聖火リレーで、国内最初のランナーは、2011年サッカー女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で優勝した日本代表「なでしこジャパン」のメンバーになった。大会組織委員会が17日、発表した。
 この日、都内で開かれた記者会見で、なでしこの佐々木則夫元監督や選手らが登場。佐々木元監督は「優勝メンバーが、こういう形で関われるのは非常に楽しみ」と話した。
 なでしこが優勝した平成23年は東日本大震災が発生した年。東京五輪は震災からの「復興五輪」を理念として掲げているため、白羽の矢が立った。
 聖火リレーは来年3月26日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)からスタート。同地は、福島第1原発事故の緊急事態収束や廃炉作業の拠点にもなった。