2020年東京オリンピックの聖火リレーについて、兵庫県を走る聖火ランナーのうち41人が発表されました。

聖火ランナーは、県の実行委員会が募集した27人に対し6070人の応募があり、倍率は全国の都道府県で最も高い224・8倍。17日、14人の推薦と合わせた41人が発表されました。

聖火ランナーに選ばれたのは、神戸市北区出身で北京オリンピック陸上男子400mリレーの銀メダリスト・朝原宣治さん(47)に、小野市出身で北京オリンピック陸上女子5000m日本代表・小林祐梨子さん(31)。

また、大阪市出身で西宮市在住の落語家・笑福亭鶴瓶さん(67)や、東京都出身で「明石たこ大使」のタレント・さかなクンなどのほか、兵庫に縁のある一般の人たちです。

また、1964年の東京オリンピックの聖火リレーの際、台風で阪神地域の聖火リレーが中止になり、再挑戦を目指していた「56年目のファーストランの会」会長の近藤宏さんも選ばれ、グループランナーとして会のメンバー9人も一緒に走れることになりました。

県内を走る聖火ランナーは17日発表された41人のほか、今後、県の実行委員会が推薦中の3人と、スポンサー4社が募集した136人が追って発表され、合わせて180人となります。

県内での聖火リレーは2020年5月24日と25日の2日間実施され、豊岡市をスタートして宍粟市の音水湖では湖の上をカヌーで聖火をつなぎ、神戸市、南あわじ市などを経て、丹波篠山市まで14の市を通過します。