10月10日、渋野日向子が約2年ぶりに通算10アンダーで優勝。それにしてもすごかった。試行錯誤の空白期間を一気に埋めるような、スーパープレーの連続。長いスランプの出口は突然、出現した。

 「不思議な気分。勝てなかった2年間、短くて長い。長いようで短かったのか、よくわかりません。(優勝が決まって)泣いちゃいましたけどね」。前日のことだ。この時を予告したかのように、「18番で1打差なら(優勝を)狙いに行く」と漏らしていた。