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今回紹介するのは、 生きるとか死ぬとか父親とか という本です。
ジェーン・スーさんは女性向けと思われる著作が多いので、ラジオをまとめた人生相談は目を通したけれど、これがはじめて読む作品でした。
本書には、母を20年前に亡くした著者と、老いていく父との関係が綴られています。エッセイとも、私小説とも読めます。
重くなりすぎないよう軽やかな筆致ですが、終盤ではずっしりとした感触になります。
もっと幅広く知られていく作家のスタートとなる作品。
作者の本はほとんど読んでいます。自分にとって、文章の書かれ方に慣れてきた感が、マイナスでした。文中にもありましたが、独身女性が老後のための出版なのか、と買う前に思いました。それを差し引いても面白いです。人それぞれの親子関係がありますが、自分も自分の親の知らないことを、聞いてみたいと、思いました。そういう意味では、親子関係を見つめ直すきっかけになる、意味がある良い本だと思います。
以上、興味のあるかたは、実際の商品をアマゾンなどでご確認ください。
今回は、最後までお付き合いありがとうございました。
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