首都圏で昭和55年4月末のお昼に流れていたCMです。

今までの日本のテレビ放送において重要な役割を担ってきたCM。
いったい現在のCMと何が、どう違うのか。世代を超えて伝わる何かがあるか。

CMはよく時代を映す鏡と言われる。CMを見ることによって一瞬にしてその時代の雰囲気を感じることができる。「どのような物が売られていたか?」「タレントは誰を使っているか?」「商品の価格は?」「ファッションは?」「当時の言葉遣いは?」「CMソングの傾向は?」など、、。
そして昔のCMを見ることによって瞬時にその時代にタイムスリップすることができる。
新聞広告や雑誌広告など印刷された広告媒体は後世にまで残り、図書館に行けばいつでも見ることができる。
しかしテレビコマーシャルという広告は消えてなくなるものであり、一括管理している団体もない。
現在世の中に残っている古いCMは大企業の人気となった代表的なCMが色あせて残っているだけである。
このチャンネルに掲載しているのはすべて当時収録した新鮮なままの貴重なCMばかりである。
このチャンネルは、これから広告業界を目指す若者、広告の歴史を研究をする者、当時を懐かしむ者にとっての図書館でありたいと思っている。

文化・世相・社会教育といった観点からも比較・対照して楽しんでいただければ幸いに思う。

The study of Japanese TV commercial history: Fair Use
広告文化の歴史的変遷研究:フェアユース