江戸時代の紗綾市 江戸時代中期に「紗綾織」という織物が盛んになったのをきっかけに、天満宮境内で行われていた絹市を「紗綾市」と呼ぶようになりました。その後、明治16年に買場通りに物産売買所が設けられたのを機に同所に場所を移しましたが、この物産売買所を「買場」といいました。現在の長崎屋付近にできた「下市場」に対して「上市場」とも呼ばれ、織物や日曜日雑貨の取り引きで賑わったといいます。本町一丁目の古い町並みの魅力を背景に、この「市」を復活させ観光・経済効果を狙おうと平成8年3月から「買場紗綾市」を開催しています。当日は車両乗り入れが規制された道路の両側に繊維製品や生活雑貨などを売る露店が並び、そろいのハッピを着た実行委員のメンバーらが買物客に威勢のいい声をかけています。