連勝記録も次でストップか?
阿部寛主演のTBS系日曜劇場『ドラゴン桜』が絶好調だ。5月30日に放送された第6話は平均視聴率14.0%と好調を維持。このままいけば、1月期の綾瀬はるか主演の『天国と地獄~サイコな2人~』に続いて、最終回での20%超えも狙えそうだ。
そんななか、不安視されているのが7月期の『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)。主演は鈴木亮平だ。
「鈴木は現在放送中のドラマ『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)が大爆死中。5月27日放送の第8話の平均視聴率は5.2%で4~5%台から抜け出せずにいます。鈴木の使い方に“コレジャナイ感”を感じた女性たちも多く、恋愛ドラマの主人公としてはいささか荷が重かったようです」(テレビ誌ライター)
次作は医療モノ、“骨太”と言われる日曜劇場は鈴木向けとも言えそうだが、不安材料は尽きない。
「鈴木はスーパードクター役ですが、10月期には米倉涼子『ドクターX』(テレビ朝日系)が控えていますから前座扱いされそう。加えて、コロナ禍での東京五輪開催中に救急医療をテーマにするのはかなりリスキーに思えます。五輪に合わせて“東京推し”のドラマを持ってきたのでしょうが、仮に五輪のせいでコロナ感染者が急増という事態になれば、現実との乖離が浮き彫りになって、ネット民のいいオモチャにされそう。また、TBSが力を入れたいのは10月期に予定されている小栗旬主演の『日本沈没-希望のひと-』です。『ドラゴン桜』との“谷間”という扱いですから、予算も絞られるでしょう」(テレビ関係者)
さらに、演出にも不安があるという。
「石田ゆり子がMER創設者の東京都知事役。都民を守るため究極の選択を迫られるリーダーを演じるということですが、“ゆり子”が都知事であれば、当然アノ人に寄せてくるはず。露骨なヨイショ設定になれば、視聴者に苦笑されそうですね。また、喜多見(鈴木)、音羽(賀来賢人)、弦巻(中条あやみ)、蔵前(菜々緒)、赤塚(石田)、高輪(仲里依紗)など主要キャラの名前が全て東京の地名から取っているのも寒々しい感じがします」(テレビ誌ライター)
NHK大河ドラマ『西郷どん』で主演し、大ヒットを飛ばした“貯金”も尽きかけている鈴木。日曜劇場にキズをつけないように、ここが踏ん張りどころかも知れない。