これは百恵さん引退から11年目に、当時のアナログBSで何と6日間に渡り放送された特別番組です(この番組も再放送してほしいですよね!)。

番組の司会には百恵さんに多くの楽曲を提供された宇崎・阿木御夫妻が出られています。それぞれ役者として映画にも出演されていたお二人ですが、揃って画面に顔を出されるのはこの番組が初めてでした。お綺麗な阿木さんとチョイ悪親父感が半端ない宇崎さん(笑)の、まるで漫才のようなボケとツッコミをお聞き下さい。

そして、この初日での放送では百恵さんの楽曲制作に携われていたスタッフの方達が、まるで同窓会のように楽しくお話をされていて、当時の貴重なエピソードも聞く事ができます。

この時出演されていた音楽ディレクターの川瀬さんは、その後「プレイバック 制作ディレクター回想記 音楽『山口百恵』全軌跡」という本を執筆されていますが、この本は単に百恵さんの歌の記録だけでなく、スタジオ収録時の雰囲気や百恵さんの真摯な仕事ぶりも書かれており、百恵ファンにとっては自叙伝の「蒼い時」に並ぶ貴重な資料本です。