東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の橋本会長は、開閉会式の演出責任者を辞任した佐々木宏氏の後任を置かないことを発表しました。

 佐々木氏は開閉会式の全体を統括する責任者でしたが、タレントの容姿を侮辱するような演出を提案していたことが分かり、先月に辞任していました。

 橋本会長は今月2日の記者会見で、開閉会式がすでにある程度の段階まででき上がっているとして佐々木氏の後任を置かないことを発表しました。

 今後は、1人が全体を統括する形ではなく演出や振り付け、音楽などそれぞれの分野の担当者が制作を進めていくということです。

 橋本会長は「佐々木氏の後任を据えるのではなく、これまでの役割分担をさらに磨き上げて頂く」と話しました。
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