プロ野球・中日で昨シーズン、沢村賞に輝いた大野雄大投手がキャンプ4日目の4日、初めてブルペンに入るなどマイペースで開幕の準備を進めています。 続きを読む 大野投手は昨シーズン、最優秀防御率と最多奪三振の2つのタイトルを獲得し初めての沢村賞にも輝きました。例年のキャンプでは初日からブルペンに入っていますが、ことしは4日目で初ブルペンとなりました。大野投手はすべてにおいてレベルアップすることをキャンプのテーマにしていて、ブルペンでの投球練習では「フォームのバランス」を確かめるように背番号と同じ22球で締めました。午後からは東京オリンピック日本代表の稲葉篤紀監督がキャンプ地を訪れました。大野投手は去年、訪問を待ってブルペンで投げ続けましたが、ことしはあいさつだけでした。稲葉監督は「大野投手は『体調は順調です。オリンピックのメンバーに選ばれるように頑張ります』と言っていた」と話していました。そのうえで「中日には何人とは言わないが、代表候補はいる」と明かしました。大野投手は「まずは中日の一員なので、しっかり開幕ダッシュしたうえでオリンピックにも選ばれ、日本の金メダルに貢献するのが目標」と意欲を見せていました。中日のキャンプは、5日は初めての休みとなります。 中日は新型コロナウイルスの感染拡大でキャンプ地の沖縄県が県独自の緊急事態宣言を今月末まで延長すると決めたのを受け、このキャンプの期間中は1軍・2軍ともに無観客で行うと発表しました。また、今月27日と28日に北谷町で予定しているオープン戦についても、観客を入れるかどうか今後の感染状況なども見ながらNPBや地元の自治体と検討するとしています。