第6回「鬼小町」
晩秋の京で起こる「桜の花びらの殺し」。若い男ばかりが次々と殺され、死体には季節はずれの桜の花びらが散っていた。
それは死霊となった小野小町(三田和代)の仕業だった。
絶世の美女と謳われた昔が忘れられず、男を惑わし、自分の老いた正体を知った者を殺していたのだ。
次に狙われたのは如水(塚本高史)という若い僧であった。
陰陽師・安倍晴明(稲垣吾郎)は小野小町の死霊に対して……。