村口史子が見た渋野日向子の変化。宮里藍と共通するズバ抜けた才能
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全米女子オープンの予選ラウンド2日間でバーディーを積み重ね、最終日を首位で迎えた渋野日向子選手。大会前には、ここまでの活躍は予想していませんでした。残念ながら4位という結果に終わりましたが、シーズン当初のことを考えれば、よくがんばったと思いますし、復調を感じさせる大会だったのではないでしょうか。

 昨年は国内4勝を挙げて、海外メジャーのAIG全英女子オープンでも優勝。大躍進を遂げて、渋野選手は今季、さらなる高みを目指していました。オフの間にトレーニングに力を入れて肉体改造を図り、アプローチのバリエーションを増やすことを第一の課題としていました。

 ところが、今季の開幕戦、アース・モンダミンカップでは、トレーニングをがんばったことで、上半身に力が入りすぎている印象を受けました。バックスイングがやや速くなって、その分、切り返しが浅くなっていると感じました。
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