Googleは、日本時間で4月23日未明にラスベガスで開幕したイベント「Google Cloud Next 2026」で、Google CloudはもちろんAWSやMicrosoft AzureのデータベースやSaaSなどのあらゆるデータソースをAIネイティブなデータレイクハウスに統合する「Agentic Data Cloud」を発表しました。

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AIエージェントを企業が構築する場合、ほぼ確実にAIエージェントによる業務データへのアクセスが求められます。Agentic Data Cloudは、そうしたAIエージェントのための包括的なデータレイクハウス、すなわち大規模データの保管と高度な分析が可能なソリューションを構築するサービスです。

Agentic Data Cloudによって以下が実現するとGoogleは説明しています。

ユニバーサルコンテキストエンジンにより、AIエージェントに信頼性の高いビジネスコンテキストを提供。AIエージェントの精度向上を促進する
実務者向けにAIエージェントファーストな体験を実現。これによりデータ操作の実務者や開発者がAIエージェントのオーケストレータとしての役割を果たせる
AIネイティブかつクロスクラウドに対応したデータレイクにより、データ資産全体を接続し、データのサイロ化を解消する

そのうえでデータに対応した正確なビジネスコンテキストを得るために、ナレッジカタログ(Knowledge Catalog)に以下のような機能を備えるとしています。

Google Cloudに保存されたPDFや画像に対してプレビュー公開されたSmart Storage機能によるアノテーションやタグ付を行う
非構造化データに対してGeminiを用いることでエンティティやリレーションシップなどの情報を抽出
プレビュー公開されたBigQuery Measuresにより、データ実務者がデータスタックに対して直接意味付けを行えるようにする
ナレッジカタログは、Lookerでセマンティック データモデルを作成するマークアップ言語のLookMLとBIguQuery Measuresを統合し、企業内における単一のセマンティック基盤を管理する

コピーされることなくApache Icebergフォーマットで参照可能

Agentic Data Cloudは、すでにGoogle Cloudが提供している高速なCross-Cloud Interconnectを統合することで、AWSとMicrosoft Azure上のデータがあたかもGoogle Cloud上にあるかのように高速かつ低レイテンシなアクセスを可能にします。

さらにIceberg REST Catalogを活用することで、Agentic Data CloudのエンジンはAmazon S3上のDatabricks Unity Catalog、Amazon S3上のAWS Glue Data Catalog、Snowflake Polarisのデータを直接読み込むことが可能になります(いずれもプレビュー)

その他Agentic Data Cloudの関連技術により、多数のデータはすべてコピーされることなくオープンなテーブルフォーマットであるApache Icebergフォーマットとして参照可能になります。

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Google Cloud Next 2026