
イラン民間航空機関は、現地時間4月18日の午前7時より、同国東部の領空を国際線の通過向けに一部再開したと発表しました。これにより、イラン東部の空域を利用する国際便の運航が公式に許可されることになります。
領空の再開に合わせて、国内の6つの主要空港も運用を再開しました。対象となるのは、首都テヘランのエマーム・ホメイニー国際空港とメヘラーバード空港のほか、マシュハド、ビールジャンド、ゴルガーン、ザーヘダーンの各国際空港です。
今回の措置の背景には、関係国間での緊張緩和に向けた動きがあります。2月末の戦争開始により軍事衝突が激化していましたが、4月8日にパキスタンの仲介によって2週間の停戦が成立しました。先週末にはパキスタン国内でアメリカとイランによる和平協議が開催されており、イスラマバードでの次回協議に向けた調整も進められています。今回の領空および空港の運用再開は、こうした外交的努力のなかでインフラ機能を段階的に正常化させる試みの一環とみられています。
なお運用再開が発表されたものの、実際の航空機の動きには依然として慎重な姿勢が見られているのが現状ですが、まずは航空分野で正常化に向けた動きが出たことは、明るい兆しと考えられます。Photo : Iran Air
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