Metaは次世代基盤モデル「Avocado」(アボカド)のリリースを5月以降に延期したという。The New York Timesが匿名筋の情報として報じた。このモデルは「推論、コーディング、文章作成の内部テスト」でGoogleやOpenAI、Anthropicといった競合他社のモデルに及ばない状態とされる。

 Metaは数十億ドルを投じ、AIのモデルや製品の取り組みを抜本的に見直してきた。それには、Alexandr Wang氏のスタートアップ企業に143億ドルを出資し、同氏を最高AI責任者に迎えたことも含まれる。同社は2025年を通じて、組織全体でトップクラスのAIエンジニアを採用するために多額の資金を投じてきた。2026年1月の決算説明会で、Metaは支出額を2025年の720億ドルから1150億〜1350億ドルに増やすと述べ、その理由に社内のAIラボ強化を挙げた。それでも期待通りの成果は得られていない。Google、OpenAI、Anthropicは、新しいモデルで常にMetaの先を行っている。

 Metaの広報担当者は米CNETに対し、次のように語った。「公表している通り当社の次世代モデルは優れたものになるが、より重要な点として、当社の急速な進歩を示すものになる。その後も、当社は年間を通じて新モデルを継続的にリリースし、着実にフロンティアを押し広げる。近いうちに成果を皆さんに披露するのを楽しみにしている」

 この急速な進歩こそが、他のAI開発企業に追いつき、歩調を合わせるための鍵となる。Googleは2025年11月に「Gemini 3」で競合を追い抜き、その優れたコーディング能力と調査能力を世に示した。OpenAIもすぐさまこれに続き、「GPT-5」を公開した。最近では、Anthropicの「Claude Code」や「Cowork」が、人間の介在なしにタスクを処理できる特に信頼性の高いエージェント型AIツールとされている。一方、2026年のMetaに関する最大のAIニュースといえば、AIボット専用ソーシャルメディア「Moltbook」の買収だ。

The New York Times

この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

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