タイのプラユット首相は22日、反政府デモの拡大を受けてバンコクに発令されていた非常事態宣言を解除しました。

 タイでは今月中旬以降、連日のように各地で反政府デモが開かれています。政府は15日、5人以上の集会を禁じるなどの内容を盛り込んだ非常事態宣言をバンコクに発令しました。しかし、デモ隊はこれを無視する形で集会を行い、16日には警察当局が放水でデモ隊を強制排除するなどデモは次第に激しさを増していました。こうした状況を受け、政府は22日、バンコクに出されていた非常事態宣言を解除しました。事態の収束に向けて政府側が譲歩する姿勢を見せた形ですが、デモを主導するグループは引き続きプラユット首相が25日までに辞任するよう求めていて、先行きの不透明な状況が続いています。
[テレ朝news]