小池百合子都知事は18日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの新規感染者数が高い水準で推移する中で19日からの4連休を迎えるにあたって、「新しい日常ということで、旅先でも注意の基本は変わらない」と指摘、都民に対して改めて感染防止対策を徹底するよう呼び掛けた。
 小池氏は会見で「旅行、お彼岸のお墓参りなど外出を予定している人はいると思うが、体調が悪い人は無理をしないでください」などと指摘。外出時のマスク着用、消毒や手洗いなどを要請した。
 また、自宅に友人を招いた際の会食でも感染が広がった事例があるとして、「友達同士だと気心がしれていることもあって(感染予防の)基本を忘れがちになり、大声をだして飛沫(ひまつ)が飛ぶ可能性が増える」などと注意を促した。
 直近の都内の感染状況をめぐっては、17日開催のモニタリング会議で、7日間平均の新規感染者数が16日時点で181・3人となり、9日時点の148・6人から増加していることが報告された。