【解説】南海トラフ巨大地震想定震源域で17日にM6.6の地震発生…臨時情報は?基準となるM6.8とは?異なる2つのマグニチュード『週刊地震ニュース』

週刊受信ニュース社会部災害担当中浜博道
デスクですよろしくお願いしますよろしく
お願いしますえ先週はですね国内で震度1
以上の地震が47回ありましたえこちらを
ご覧くださいはいえ23日の午後2時29
分頃え高知県のスモ市で震度3となった
地震がありましたえこれはですねあの17
日にえ大きな地震がありました文庫水道
こちらが震源だったんですねえマウチ
3.8はいでえ震源の深さは39kmでし
たそしてこちらえ先週の1番大きな地震
最大震度4だったんですが24日の午後8
時40分頃茨城県の水戸市や千葉県の野田
市などで震度4の地震となったんです震源
は茨城県の北部えマグは5.1で震源地震
の深さは55kmでしたえそして熊本でも
ちょっと地震が継ぎました26日になり
ますえ午前10時29分頃と333分頃に
熊本県の南阿蘇村などで震度3の地震がり
ましたえ新generは熊本県の麻地方え
マグニチュードは3.8と3.6いずれも
深さは88kmという地震だったんですね
はいえそしてこちらはですね27日になり
ますえ午前6時9分頃鹿児島県の瀬戸内町
で震度3の地震ですえ震源はトカレッドえ
マグニチュードは3.9でえ震源の深さは
9kgでしたそして最後え27日になり
ますえ東京都の小笠原村で震度3の地震と
なったんですえ震源は小笠原諸島の正方
置きということでマチ6.7とかなり
大きな地震だったんですが震源の深さが
515km相当深い地震だったんですねま
なのでま最大震度は3でえ収まったという
ことになるんですえはいあのさてあの17
日にですねあの震度6え弱の地震があった
え文水道なんですがうんうんお伝えしまし
たように先週もですね余震活動の1つと見
られる震度3の地震があったんですはい
あのこの地震は四国地方と九州地方の間の
文庫水道で起きた地震ということで南海
トラフ地震との関連どんなのかすごく心配
されましたよねそうですねちょっと場所を
こちらですね確認してみたいと思います
はいえこちら松印がこの文語水道のですね
11地に起きたえ地震の震源地になります
そして皆さんこれご存知の通りえ広くえ
静岡からえいの東側まで伸びてるのがこの
赤エリア南海トラフ巨大地震え想定震源域
ということでまこの中でね起きていたんで
びっくりされた方は多かったと思いますえ
はいえこの地震の直後ですね気象庁会見を
行いましてですねえこのように説明してい
ますえ南海トラフ巨大地震の発生の可能性
が高まったとは考えていないえそんな風に
説明していたんですねはいえその地震も
ですねその後ま次第に減ってはいまして
この付近の地震ですねあの今月のん25日
からえ28日にかけてはですね震度1以上
の地震が1度も起きていないとそういった
状況になっているんですはいで今回ですね
この気象庁がま南海トラフ巨大地震の発生
の可能性が高まっていないとま高まったと
は考えていないとした背景にはですねこの
地震が想定される何回たら不巨大地震のま
想定されるメカニズムいわゆるあの
プレート協会で起きる地震ではないという
こととまさらに地震の規模が小さかったま
そういったことがあるんでまこういったえ
表現でえ説明をしていたわけなんですうん
あの気象庁の直後の会見でも地震の規模が
マグニチュード6.6と説明していました
よねうんはいそうですよねそま6.6って
いうのはあるんですがちょっとね1つ今後
覚えといて欲しいんですが仮りんですよ
この地震の規模がマグネ6.8を超えて
いるような地震だったら実はちょっと事態
はさらに緊張感を増すようなことになって
いたかもしれないんですねはいええこれ
あの南海トラフの臨時情報っていうのが
出されるまでのま流れなんですがもしです
よ6.8以上であれば南海トラフ自身の
臨時情報調査中と情報がすぐに出ましてま
その後ま専門からによる評価検討会って
いうのが行われていたかもしれないんです
ねそれでま今回の地震がどうだったの
かっていうのをえ評価しましてえやって
いるかもしれなかったんですがま今回は
ですねそれには至りませんでしたえうんで
今回あのその検討会のの開催のウムにも
ですね影響をしましたマグニチュード規模
が小さいあるっていう1つ理由にもあり
ますがこのマグニチュードについてですね
ちょっと解説してみたいと思いますはい
あの地震ではですねよくあの
マグニチュードと震度っっていうねこの2
つの言葉が出てくるかと思いますえこちら
ん図ご覧いただきますように日本の震度え
気象庁震度はですねえ震度0から7まで
10段階あるんですねあの建物の被害のね
壊れ方とかそういった様子っていうのが
うん
んはいえその国やその地域によってですね
ま建物の壊れやすさとかも違いもあります
のでま世界共通ではなくてですねその地域
や国ごとによってですねま震度っていうの
は少しずつ違うんですねはい一方であの
マグニチュードについて改めて教えて
いただきたいですはいえマグニチュードは
こちらになりますはいえ地震の震源があり
ますよねこれ地震が起きてまその
マグニチュードてのはその自信の規模その
ものを表すそういった数字なんですよま国
によってですね国や地域によってその計式
若干違います違うんですがま概ねそのマグ
シドっていうのは世界ま共通だという風に
されていますうんあの日本だとマグの7を
超えるとま大地震だったりま8を超えると
巨大地震みたいなね表現もされるんですが
はいこういった地震の規模を表してるもの
なんですはいうんそれであの実はですね
地震の規模を示すマグニチュードドって
いうのマグニチュードなんですがその日本
では2つはい実は2つの種類があるんです
ご存知でしたかえいやちょっと聞いたこと
がある
どうだったはではちょっと覚えれてなかっ
たですねはいこの2つのマグニチュードと
示しましたMJと書きましたがこれあの
地震速などで一般的に使われる
マグニチュードマグニチュード4の地震が
ありましたか5の地震がありましたってね
テレビとかにも出てきますよねいわゆる
これは気象庁マグニチュードと言ってえ
MJという風に呼ばれています一方こちら
MWモーメントマグニチュードていうです
ねマグニチュードもあるんですよはいで
特徴ちょっとそれぞれまとめてみたんです
がMJ気象庁マグチロっていうのはえ地震
系で観測した地震の振幅振幅からその地震
の規模を求めるもので地震発生後速やかに
計算してえ地震の規模を把握できるんです
ねええでなんでそんなことをしなきゃいけ
ないかというと日本の場合はえ周辺を海に
囲まれているんで津波警報をすぐに出す
必要があるんですねスナミがあるかない
かっていうのは地震の規模によってすごく
重要になってくるんですにえの希望を把握
しなきゃいけないそういったことでえすぐ
にえ把握できるマグニチュード気象庁
マグニチュードを採用してると一方でMW
っていうのは地震を引き起こした断層の
ずれの規模とか量ってそういったものを
計算して断層のずれのねそういった全体像
というかですねえを把握することができる
んですはいただあの高性能なその地震系
データとかを使って計算するんですぐに3
分とかではその求められなくてやっぱうん
分とかやっぱ20分とかそういった時間は
かるんですけど地震の規模そのものをえ
把握するにはすごくいい報なんだそうです
うんうんそ規模の大きな自信になればなる
ほどですねこのMWっていうのは正確に
マグニチュードを求めることができますし
はい先ほどその南海トラフのえ臨時情報は
ね出るかもしれないって言ったそのM
6.8っていう基準があったじゃないです
か実はあのM6.8っていうのは実はMW
のことをさしMW6.8うん上の地震が
起きていたらちょっとあいたもしかしたら
緊張感が走るような情報の流れになったか
もしれないとそういったところなんですね
うんえちょっと地震の専門家の草野さんに
ですねちょっとこの辺のマグニチュードえ
まとめてもらいましたはいMJ気象庁
マグニチュードていうのはえ速方性に優れ
ていますよとうんそMWモーメント
マグニチュードは地震の大きさを正確に
表現することにえま優れているという風な
ことを話していますまお互いにですね長々
所がありますのでそうんをカバーしながら
今使ってるっていうのがえ日本国内のこの
現状なんですねなるほどもう命を守るため
には本当に必要な2つの情報ですけれども
ま素早く連携することが大切ということな
んですねそうですね基庁のはそういった
ことをうまくやっているんですねうんで
ちょっと話をですね先ほどの文語水道の話
に戻しますがこちらの図出ますかはいええ
その11地の地震なんですが気象長はえ
速方置で最初マグネ6.4という風に発表
していてその行われた会見で6はい6.6
っていう風に修正したんですねじゃこの
地震は実はMWだといくつだったかという
と6.3はいうんうんうんだったそうなん
ですええなんでえっとやっぱね少しじゃ
だいぶま誤差があるって0.5の誤差が
あったということなんですねうん結局
0.5の5差があるって結構こう幅がま差
があったっていうことなんですねあそう
0.そうこの差は0.3であそうそうです
ねあのM6.8南海トラフのいわゆる情報
ねに行くかどうかの6.8うんとはだいぶ
駆け離れていたということになるんですね
はいうんそれでえ南海トラフのですねこの
臨時情報の流れなんですがこちらですね
あのいわゆる南海トラフとの関電が心配さ
れたえ文語水路の地震なんですがまこの
ようにM6.8以上の地震がこの想定
エリア内で起きた場合にはこの情報が出さ
れて専門家による基化検討会がえ行われる
あの南海地震の発生確率がね可能性が
高まったという時は場によってその避難を
ですね
戒にくかれないんですがこの情報実は
2019年にですね導入されたんですね
もうだいぶ5年くらい経つんですが今の
ところ幸いこういった情報今まで1度も
使われたことはありませんただあの内閣府
の調査によるとこの情報がこういう風に出
ますよっていう認知度っていうのはおよそ
3割というとかなり低いんですねうんで
まあ1度も出たことはないんですがあの
宮崎県のヒガ置きっていうのは実はマグ6
とか7の地震が繰り返し起きてるんでもし
かしたら今回ね場合によってはこういった
風にねM6.8MW6.8の地震とかが
起きるとこういった情報が出る可能性も
あるんでやこれ情報をちゃんと把握して
理解してないと当日でそういった場合に
慌ててしまいますのでやっぱこの辺はです
ね実際ちょっと勉強してもらってですね
あの把握することが必要かなと思いますま
この情報の流れについてはまたこの次回
以降ですねお伝えしたいと思いますはいえ
以上週刊地震ニュースでした

4月17日に豊後水道で発生したM6.6の地震、南海トラフ巨大地震の想定震源域内でおきたため、南海トラフ巨大地震のつながりについて心配する声がありました。気象庁は「南海トラフ巨大地震の発生の可能性が高まったとは考えていない」としていますが、南海トラフ地震の臨時情報を発表する基準がマグニチュード6.8以上であったことから心配する声も多くありました。このマグニチュードについて社会部災害担当・中濱弘道デスクが解説します。【週刊地震ニュース】

この動画の記事を読む>
https://news.ntv.co.jp/category/society/03d4e1673e644758a8c547958413a995

■茨城県北部を震源とする地震で震度4

4月22日から28日までの期間、国内では震度1以上の地震が47回ありました。

▼23日午後2時29分頃、高知県宿毛市で震度3の地震がありました、震源は17日に大きな地震がおきた豊後水道、マグニチュードは3.8、震源の深さは39キロでした。

▼24日午後8時40分頃、茨城県水戸市や千葉県野田市などで震度4の地震がありました。震源は茨城県北部、マグニチュードは5.1、震源の深さは55キロでした。

▼25日午後1時45分頃、茨城県東海村で震度3の地震がありました。震源は茨城県北部、マグニチュード3.7、震源の深さ56キロでした。

▼26日午前10時29分頃と、10時33分頃に、熊本県南阿蘇村などで震度3の地震が相次ぎ発生しました。震源は熊本県阿蘇地方、マグニチュードは3.8と3.6、震源の深さは、いずれも8キロでした。

▼26日午後6時34分頃、石川県志賀町で震度3の地震がありました。震源は石川県能登半島沖、マグニチュードは2.6、震源の深さは3キロでした。

▼27日午前6時09分頃、鹿児島県瀬戸内町で震度3の地震がありました。震源はトカラ列島近海、マグニチュードは3.9、深さ9キロの地震でした。

▼27日午後5時35分頃、東京の小笠原村で震度3の地震がありました。震源は小笠原諸島西方沖でマグニチュードは6.7、震源の深さ515キロと非常に深い場所でおきた地震でした。

■豊後水道の地震は回数減少も、余震活動とみられる震度3の地震

17日に震度6弱の地震があった豊後水道では先週も余震活動とみられる震度3の地震がありました。この地震は南海トラフ巨大地震の想定震源域の中でおきたものでしたが気象庁は「南海トラフ巨大地震の発生の可能性が高まったとは考えていない」と会見で説明しています。また地震回数は、次第に減っていて、今月25日から28日までは震度1以上の地震の発生はなかったということです。
今回、南海トラフ巨大地震の発生の可能性が高まったと考えていないとした背景には、想定される巨大地震とメカニズムが異なること、さらに地震の規模が小さかったことがあげられています。もしマグニチュード6.8以上の地震だった場合、「南海トラフ地震臨時情報」(調査中)が出され、専門家らによる「評価検討会」がおこなわれていた可能性があります。

■検討会開催の有無にも影響?マグニチュードは――

地震の規模を示すマグニチュードですが日本では2種類のものが使われています。一般的に、地震速報などで使われるマグニチュード、これは気象庁マグニチュードとしてMjとも呼ばれています。一方、Mw=モーメントマグニチュードがあります。Mj(気象庁マグニチュード)は地震計で観測した地震の振幅から地震の規模を求めるもので、地震発生後すみやかに計算して数字を求めることが出来ます。海で囲まれた日本では3分以内に津波の有無を判断して津波警報を出す必要があるため、地震の規模をすぐに把握するには大切です。一方、Mw(モーメントマグニチュード)は地震を引き起こした断層のずれの規模を示す指標で、ずれた面積や量などを、高性能な地震計データを集めて計算して求めます。このため、計算に少し時間がかかるそうです。また小さな規模の地震ではMwは求めることができませんが、規模の大きな地震になるほど正確なマグニチュードを求めることが出来るということです。

地震の専門家で、環境防災総合政策研究機構の草野富二雄さんによりますと「速報性に優れている気象庁マグニチュード、地震の大きさを物理的に正確に表現できるのがモーメントマグニチュード。互いに短所、長所あるので、そこをカバーしながらやっている」ということです。

■豊後水道地震のMjは6.6、Mwは6.3、南トラ基準との差は?

17日の地震、気象庁は速報値でマグニチュードを6.4と発表、その後精査したところ、6.6に更新したと記者会見時に発表しました。この数字は気象庁マグニチュード=Mjの数字ですが、この地震のモーメントマグニチュード=Mwは6.3でした。南海トラフ巨大地震との関連が心配された豊後水道の地震ですが、想定震源域でマグニチュード6.8以上(Mw)の地震が発生した場合は南海トラフ地震の臨時情報が出され、専門家らによる「評価検討会」がおこなわれます。今後、南海トラフ地震の発生確率が高まったと判断された場合には、津波に備えた事前避難が必要な「巨大地震警戒」などの情報が出されることもあります。2019年に導入された、この制度、内閣府の調べでは認知度はおよそ3割と低く、まだ一度も出たことがありませんが、宮崎県沖の日向灘ではマグニチュード6から7クラスの地震が繰り返しおきていることから、いつ情報が出てもおかしくない状況です。この情報の仕組みと流れについても理解して、地震への備えを進めておくことが大切です。
(2024年4月29日放送)

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