金利上昇にもかかわらず 底堅い動きを示す金価格 <塚本 卓治>|ゴールド 2024.2

皆さんこんにちはピクテジャパンの塚本 ですいつもピクテゴールドマン3をご視聴 いただきありがとうございます本日は金利 上昇にも関わらず底堅い動きを示す金価格 というテーマでお送りいたします本日の 内容はこちらの3つです1つ目金利上昇に も関わらず底堅い動きを示す金価格2つ目 過去3回の米国の金融政策の転換機の金 価格と米国株式の動き3つ目金と米国株式 は分散効果の高い 組み合わせそして最後にファンド編とし まして今年1月のピクテゴールドの基準 科学の変動要因についてご紹介させて いただき ます金はそのものに価値があり信用リスク も政治リスクもないことから知性額リスク が足元高まってきていますよねそうした不 透明感が高まる中で再び注目が集まってき ていますまた米ドルの通貨量が長期的に 増え続けてくる中でその相対的な気象価値 から金価格は長期に渡り上昇を続けてき ましたそういった中昨年ロンドンの金の 現物市場では過去最高値をつけています 一方で金は利息を生まないため金利上昇 局面では投資対象としての相対的な魅力が 低下してくることで価格が下落する傾向に あると考えられています逆に金利が低下し ていく局面では投資対象とての相対的な 魅力がこう増加していくことから価格が 上昇する傾向にあるという風に考えられて いますこちらのグラフ青い線がアメリカの 10年国際利回りの水位なのですが0.5 からおよそ5%へと大幅に金利が上昇して くる中で例えば金利上昇で金価格は下落え 金利上昇で金価格は下落え金利上昇で金 価格は下落そしてこの後ご紹介ししますが 1月に入ってからも金利上昇で金価格は 下落とまこのようにずっと逆風化でのえ金 価格の推移がご覧いただいていたかと思う んですがこういった環境にあるにも関わら ず過去最高値を更新してきたその裏にある のは世界の中央銀行による継続的なえ そして大量なですねえ金の購入があると いうことは何度かご紹介させてきた いただいたところでございますでは今後 ですねえこの金利上昇から金利低下局命に が予想されていますのでそうなりますと金 の投資対象としての相対的な魅力が上昇し ていくことで金価格は今までの下落し やすい環境から上昇しやすい環境に入って いくという風に考えることができますそこ で過去3回の米国の利上げ終了から金価格 がどのように動いてきたかこれを見たのが こちらのグラフになります3つのえ局面 全てでえ金利低下の追い風もありましてえ

この期間というのはそれぞれ期間123と ですねおよそえ2年間の動きを見たものな んですけれどもご覧の通り期間1はここ ですねえ期間2と3はそれぞれここですね えご覧のようにえ金価格は上昇したことが ご覧いただけるかと思いますえ特に世界の 中央銀行が金の定期的な売却を辞めた後と いうのがえこの局面の2局面の3にあた わけですけれどもまそれぞれおよそ50% の上昇となってい ます今回の利上げ終了が23年の7月26 日であったとしますとえ金価格はえ当時1 T4スあたり196650でしたからえ 1.47倍プ47えとしますとえ金価額は 14あたり2800ドルで+5050%と しますと2900ドル台まで上昇していく ことになりますえ一方で中央銀行が定期的 に金を売却していましたこの辺りですねえ この辺りでも最終的にはプラ1%となり ましたのでえそこで計算されてくる金価格 というのは2200ドルあたりということ になりますもちろん金価格というのは様々 な要因で変動していきますただ1つ足元 中央銀行による金のえ購入がですね続いて いく中でそしてさらに2つえ金利低下と いう追い風が吹くのであればそして3つ目 えここ数年ですね期間投資化による金の ポジションは大きく減らされてしまって いるということなどを考えますと今後こう いった丸2や丸3と似たような動きになっ ても不思議ではないのだろうとえ考えてい ますこうした状況を考えますと昨年からお 伝えしておりますピクタのハウスビューで あります 今年のえ年末1トル4あたり2150との 予想というのはもちろんそこを中心として 上れ下れですね上れする下振れするリスク えということは十分考えられますけれども 私個人としましては上れする可能性の方が 高いのではという風に考えてい ます次に同じ期間における米国株式の推移 を見てみたいと思います同じ2年間で米国 株式は大きく上がることもあればほぼ横倍 だったこともあれば大きく下がるえという ようなまちまちの動きになっていたのが ご覧いただけるかなという風に思いますえ こういった中でただですねえやはりどの 期間も結果的に金融引き締めがラグを伴っ てですねえリセッションを引き起こすと いうことが全ての期間で訪れましたのでえ 結果的にえ赤い点線で囲っておりますよう に期間1の場合もですねえ期間2の場合も そして期間3のの場合もですねえ大きく 株価がですねえ下落する局面が含まれてい たことにもご注目いただければなという風

に思い ますそしてより長期で見ますとえ金価格と 米国株式というのはやはり異なる動きを 示してきたことが分かりますそしてここが 重要です共に勝ち負けを繰り返しながら ですねこれ軸は対数メモリになってござい ますすなわち10倍100倍とえ長期的に は大きく共に上昇してきたことが示されて いますそしてその背景には米国の通貨供給 料が長期的に上昇したきたことが考え られると思っておりますまこういったこと を考えましてもやはり金と株式は分散効果 の高い組み合わせなんだなということが ご覧いただけるかなという風に思いますで は実際に金と米国株式を組み合わせたら どれだけ分散効果があったのかそしてなぜ 今効果にご注目いただきたいのかを見て いきたいと思い ますその理由というのは今米国株式が比較 的割高な水準にあると考えられているから ですなので今考えておいていただきたい ことというのはいかにお持ちの ポートフォリオのリスクを左側に持って くるかリスクを下げてくるかということな んですね例えば米国株式100%に10% 金を組み合わせるさらに10%組み合わせ て例えば米国株式80%の金エジ20%と なりますと高さ一旦忘れてください左に 動いてきますよねこれが分散効果と言わ れるものですえそうしてえ最終的には 50%50%の組み入れにしますとリスク は米国株式単体ですと 18%だったものが11%ぐらいまで およそ4割近くリスクを減らすことことが できるということでまさに今金を 組み合わせることでリスクを引き下げ られるということに是非ご注目して いただきたいなという風に思っています 右側の図例えば3年間保有した場合の収益 率えいうことなんですが米国株式はえ平均 で 10.9え上れすれば 38.3ただ割高な時に投資を開始します と過去-20.4 とまこのように結構ブレが大きいことが ご覧いただきますそして割高な時に投資を 開始しますとどちらかというと平均よりも 下の方ですねこの下の方に結果が出てき やすいといったことをご注目いただきたい と思うんですねえそれを考えますと金を 組み合わせることによって最悪のことが 起こってもえこの最小値をぐっと下げると その分大きく上昇するといったところは 既に実現してきてしまっていますのでま そこはギブアップすることになります

けれどもそういったちょっと保守的なえ リスクを抑えた運用というのがえ今後の 投資環境を考えると必要になってくるので はとそういった中でこの金というのは ポートフォリオにおいてとても重要な役割 を示してくるのではという風に思っており ますちなみにこちらはですね円関山の金 価格と米国株式を組み合わせた場合です 同様ですえこのように金を組み合わせて いくとぐっリスクが抑えられてくるえ そして3年保有した場合ではですね円関山 の場合はやはり同じようにグっですね リスクが抑えられるとえいうことがご覧 いただけるかなという風に思いますえと いうことで本日のまとめです金利上昇と いう非常に逆風が吹く中でもえ底がい動き を金格は示してまいりましたそして今後は 逆にえ金利が低下するえそういったどちら かというと金にとってみれば追い風が吹き やすい投資環境に変わってくるということ が考えられていますそういった中で過去3 回米国の金融政策の転換期に今入ってきて いるとえいうえ考えるのであれば過去3回 というのはさっきご覧いただいたように ですねえ大きく上がる場合にはプラ50% そうでなくてもえ2年間でプ1%程度と いうことでしっかりとプラスになった一方 で米国というのはまちまちの動きになった ということを考えると株式の下落シナリオ に備えるためにもえこの3番目の金と米国 株式は分散効果の高い組み合わせでござい ますのでえポートフォリオのリスクを 抑えるという意味でも金というのをえ有効 にご活用いただきたいなという風に考えて おり ますそれではここからえピクテゴールド1 月の基準価格の変動要因見てまいりたいと 思い ますまずピクテゴールド合わせヘッジあり 1月31日の基準価格は1万とび338 NHでした前月末日-232円2.19の 下落となりましたでこの月刊の変動要因 ですけれども金価格が下落したということ で金用員が-170円カスヘッジコスト等 がマ57となりまし た次にピクトコールドの為替ヘッジなしで ございますが1月31日の基準価格は 1万7000円でした前月末日プ 516 2.99$それに対して為替要員が円安に よりまして 798のプラスとなりました左1月の金 価格右がえ米ドル円レトの月間の推移を 振り返りますとまず金価格につきましては 米ドルベースで金利上昇により金価は下落

したんですねでこの動きというのはご覧 いただけますようにずっと月色から下落 基調となりましたまずは1月3日にですね アメリカの連邦公開市場委員会FOMCの 議事用紙が発表になりましたそこで準の 政策金利が当面維持される可能性が示され たということからアメリカの金利が上昇し ましたさらに1月の8日には米国労働省が 発表しました12月のアメリカの雇用統計 が労働市場の県調査を示したことから早期 の利下げえ転換観測が交代したことで米国 金利が再び上昇したとそしてそれに合わせ てそういったことからですねご覧いただい たようにドル高円安がしたということから 金価格は下落していますま中旬には中東 情勢への懸念から知性額リスクが高まる 局面でえ資金の逃避先として金の需要が 高まるえといったところはありました けれどもただその後もですね強い景気を 示す経済指標が続いたことでさらに金利は 上昇え米ドルの主要な通貨に対する上昇 などを背景にえ金融価格はえこのですね で金価額というのはご覧のようにえ下旬に かけてもま下落基調ということになりまし たま為替についてえ日本側のえ要因を見て みますと元旦に発生しましたノトハト自身 による経済への影響に対する懸念などから 日銀は金融緩和政策を早期に修正すると いうえ観測が交代したことからそれは円安 要因となりまそれが円安ドル高の基調を 支えるえ形になりました下旬に開催され ました日銀の金融政策決定会合において 長短金利操作イールドカーブコントロール を含む大規模な金融緩和策の維持が決定さ れたものの日銀が公表しました経済物価 情勢の展望レポートにおいて2%の物価 目標作成の角度が高まっているという見解 が示されるなど円高ドリアとなる場面は ありましけれどもただ月を通しますとご覧 のようにですね円安ドルダカとなりまし た冒頭もご紹介したように金は金そのもの に価値がある資産です一方で利子や配当が あるわけではありませんそのため様々な 局面に応じて市場が着目する変動要因が 変化することが多いという特徴があり ます金は株式や債券などの価格とのが低く いわゆる異なる動きを示すえということ から分散投資の観点で重要な資産と言え ますまた長期的に考えますと地上に存在 する全ての金には限りがあり価値の貯蔵 手段として中長期的に先行されるという 構図に変わりはないとえいうことからもえ 金の投資え分散としてもそしてえ長期の 投資えと観点でも是非え継続的にご注目 いただけるさんではという風に考えてい

ます本日も最後までご視聴いただきどうも ありがとうございまし た I

00:00 金利上昇にもかかわらず底堅い動きを示す金価格
00:42 金利上昇局面でも金価格は底堅い動きを示してきた
02:46 過去3回の米国の金融政策の転換は金価格にとってプラスの要因に
05:19 過去3回の米国の金融政策の転換後の米国株式は、まちまちの展開
06:07 金と米国株式は分散効果の高い組み合わせ
06:53 金と米国株式は分散効果の高い組み合わせ①
09:21 金と米国株式は分散効果の高い組み合わせ②
10:56 基準価額推移 ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)
11:26 基準価額推移 ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)
11:59 2024年1月の金価格、米ドル円レートの推移

過去のパフォーマンスや詳しい情報について
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)
https://www.pictet.co.jp/fund/goldnh…
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ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)
https://www.pictet.co.jp/fund/goldh.html

塚本 卓治
ピクテ・ジャパン株式会社
エグゼクティブ・ディレクター 運用・商品本部 投資戦略部長
日系証券会社にて債券およびデリバティブ業務に従事した後、外資系運用会社および日系ファンド・リサーチ会社にて投資信託のマーケティングを担う。通算20年以上にわたり運用業界で世界の投資環境を解説。ピクテではプロダクト・マーケティング部長等を経て、現職。経験豊富なストラテジストが揃う投資戦略部を統括する傍ら、自らも全国の金融機関や投資家を対象に講演を行う。マサチューセッツ工科大学(経営学修士)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト

動画で紹介している内容は作成時点のものであり、予告なく修正・変更される場合があります。
最新の内容ではない場合がありますので、予めご了承ください。

審査番号:20240227-6F2956