ゴールド最高値更新 2024年の 金相場を占う <塚本 卓治>|ゴールド 2012.12

皆様 こんにちはピクテジャパンの塚本です今月 のピクテゴールドマン3はゴールド最高値 更新2024年の金相場を占うですピック テの2024年末の金価格予想は1トロン オンスあたり2150ルですこの予想は 11月末時点でのマクロ経済金融市場予測 に基づくものですがこの予想にとって何が リスクシナリオかままた何が価格が上昇 する要因につがるのかについてこれからご 紹介してまいりたいと思います本日の流れ ですが最初に金価格の動きを振り返った後 2つの金価格の上昇要因についてですね 解説してまいりたいと思いますその中で リスクシナリオについてもご紹介して まいりたいと思いますそして最後にピクト ゴールドの基準科学変動4位をご紹介させ ていただき ます今年の12月の1日です ニューヨーク金先物価格は約3年4ヶ月 ぶりに2020年につけました全回高値を 更新して過去最高値を更新しました12月 4日には一時中心限月の金先物価格は1 トロン4スあたり2152ドル台をつけ ましたただおよそ2ヶ月前はここにいたん ですねえこれは10月の6日なんです けれどもも 1823ドル台まで下落しておりましたえ そのまさに直後ですね安値をつけた直後 10月7日にハマスによるイスラエル攻撃 といった新たな知性学リスクの高まりと その後アメリカの大幅な金利の低下そして それを受けたドルヤとこの3つの要素が 重なってえ金は過去最高値更新となった わけでございますがただここの価格上昇の ピッチが極めて短期期間で早かったという こともありまして価格はえ一時大きく調整 してまいりましたただしえこの200日 移動平均線を合わせてお示しさせて いただいておりますけれどもこの200日 移動平均線に金価格は支えられかつこの 上昇トレンドが上を向いているということ からえ上昇トレンドが継続しているという 風に考えることができると思っており ます私はちなみにですね今年の夏にからの アンケートでえ2023年の後半のえ金 価格のレジの予想をお出ししております下 が1850上が2150ルという風に予想 させていただいたのですけれどもま実際に 下は 1823上が2152ルということで ございましたのでまほぼ予想内えでの金 価格の推移となりましたじゃ来年はどうか とえいうことで先ほどもご紹介したように おそらく210050ドルを中心とするま

レンジに移行してくるだろうなという風に 考えておりましてえそのダウンサイド リスクとさらにはアプサイドの要因につい てここから考えてまいりたいと思います ただその本題に入ります前に是非注目して おいていただきたいポイントがございます えこちらにお示ししておりますのが世界の 中央銀行保有の金営の量の推移でござい ますここ数年間金価格というのはえこの 中央銀行による金の購入によって長的に 支えられてきたという風に考えることが できますちょうどアメリカのですね リーマンショックいわゆる世界金融危機後 え米国中心に世界の使用国がえ量的緩和と いうことでマネの量を急増させていたいく といった辺りからえ中央銀行による金の 購入がえマイナスからこうプラスへとえ 増加の方へと転じていったことがご覧 いただけるかと思いますえ11月末時点に おいては3.6T弱までえ金保有量を増加 させてきていますまこちらは年時での世界 の中央銀行の金のネット購入料の推移です ロシアによるウクライナ進行がありました 2022年ここですねえ記録的な水準での 中央銀行による金購入が見られましたが この勢いは今年に入ってからも変わって おりません1月から9月にかけてえこの9 ヶ月間の世界の中央銀行による金購入量は なんと800Tにも登っておりましてこの ペースというのは昨年のペースをも上回る 過去最高水準となっていますではなぜ中央 銀行の金購入威力が高まっているのかこれ を今年の5月に発表されましたワールド ゴールドカウンシルによります中央銀行 サーベイで見てみたいと思いますこの左側 に金を保有するえことを決定する上でどう いう要素が関連していますかとということ で非常に関連性が高いやや関連性が高いと えいうことのえ順番でですね並べさせて いただいておりますけれども例えば危機的 状況化でのパフォーマンス長期的な価値の 保存インフレへのヘッジ効果的な ポートフォリ分散デフォルトリスクがない 流動性の高い資産であるえ知性学的な分散 要因として機能するシステミックな金融 リスクへの懸念まこうしたですねえ理由 から外準備ポートフォリオにおけるえ金の 保有量を増やしてきてるということが こちらに示されれておりますそしてこれら の理由というのは個人の投資家の皆様に とりましても金を保有する理由として参考 になるのではという風に考えてい ますそれではここから2024年の金相場 を占ってまいりたいと思います1つ目の ポイントは金価格は利上げサイクルの

ピークアウトの頃から上昇する傾向にあっ たという点です1999年以降金価格は アメリカの政策金利の利上げ後の横ばい 利下げの前後から上昇する傾向にありまし たまたその期間では世界株式は本格的な 調整機を迎えたといったところがこちらの チャートに示されておりますじゃあ政策 金利今後の行方はどうなのか直近12月に 開催されましたアメリカのえ連邦公開市場 委員会FOMCがございましてえその後の 記者会見でですねパウルFRB議長は今回 追加利上げではなく初めて利下げの時期を 議論したという風に明言されてまそれに よって今回の利上げサイクルは23年の7 月にピークアウトした可能性が高まってい ますそれでは過去政策金利がピークアウト して陽光倍から利作にえ入っていくえそう いった期間えをこの網かけでお示させて いたいておりますけども例えば期間 1こですね時期はいつからかというと 2000年の5月から2003年の6月 までえ続いた期間でございますけれども この期間金は27上昇いたしました株は ここに本格調整期間がございましたただ その後も金価格は上がり続けたというのは ご覧いただきます次に期間の2ですねえ これはリーマンショックを挟む2006年 の6月から2008年の12月までの期間 でございますけれどもまリマショックが ございましたので株は本格調整そういった 中で金価格はプラ41ただその後も金価額 は上がり続けたということがご覧 いただけるかと思います期間3はコロナ ショックがあった時期ですね同じように金 価格は25%上昇しその後も上昇し続け 前回の高値まで登って上昇が続いたという ことがご覧いただけるかと思いますこの ように利上げサイクルのピークアウト後に 金価格がなぜ上昇するのかその背景とし ましては比較的長期間ですね金利上昇 リスクがこう払拭されそして長期に渡り 利下げが続くとえこれによって金利は低下 さらにドリ安も進行する傾向があるとえ こういったところが背景という風に考える ことができるかと思いますこの金利低下と ドル安というのは2つの大きな金価格が 上昇する要因ですよねでは今回政策金利は ですね政策金利はえどれぐらいの期間 そしてどこまでえ金利低下が続いていくの かそれを考える上でヒントになりますのが 左側FOMC参加者による今回12月の FOMCによってえ開示されたもので ございますけれどもいわゆるドット チャート参考にしてみたいなという風に 思いますこれはえFMC参加者による今後

の政策金利水準の見通しを示ししており ますけれども今23年今の水準で変わり ませんといったところからえ今回24年 25年そして26年末まで当局者は比較的 長期にわってえ今回の利下げサイクルが 続くという見通が示されておりますもし この見通し通りということになりますと 今回の網かけのえ金価格の上昇サクはえ 既に7月にですね始まっていてそしてこの え網かけのサイクルというのは26年の末 まで続く可能性があると比較的一の長いえ この横ばい利下げ期間が続くという風に 考えることができるかと思い ますじゃあえこうしたことでかつてと同じ ように金額が上がるんじゃないかという 考え方に対するリスクシナリオとして考え られますのは何かと言いますと来年ここ ですね中央地は1回2回3回ここがですね え参加者の利さ予想の中央地ということに なっておりますところが市場参加者は12 月20日時点で6回の利下げを織り込んで いますちょっと期待が先行しすぎだなと いう風に考えています私でもピクテでは インフレの粘着性の高さから来年の利下げ があってもですね2回から4回とえいう ようなレンジで予想しておりましてえ当局 者も今ご覧いただいたように3回の予想と いうことでございますのでそれに対して6 回ということになりますとなんかの理由で ですねやそこまで利下げはないということ になれば反動で金利が上昇しえその金利 上昇というのは金価格の調整につながる 可能性も十分にあろうかという風に思い ますただこちらでご覧いただく通りここで の議論をしてるわけですが20年26年と 長期的に金利の低下が予想されております のでこうした長期の金利低下の流れの中で はですねえ金利半島で金価格が下落する 局面があればそれはかって金への投資 チャンスと捉えることもできるのではと いう風に考えてい ますまた米ドルと金科学の関係を振り返っ てみたいと思います先ほど申し上げた期間 1というのがこのありに該当するわけで ございますがえその後金価はこうずっと 上昇していくその背後にはもう1つ米ドル 安という要因も採用していたのがご覧 いただけるかと思います30000ドル ぐらいからベドリアスと共にですねえ リーマンショック前までリーマンショック 前までに6008001000ドルとま 大きく金価は上昇していったわけでござい ますそして期間にリーマンショックの後も ですねえ一時的にこう大きくドル需要が 増して均が売られる局面もございました

けれどもえ結果的にこの800から 1000ドル台からですねえその後ずっと 1900ドル近いところまで金価格は上昇 してまいりましたその後ですね欧州債務 危機がやってまいりましたのでえそれに よってユロ安主導での大幅な米ドルだなっ てしまったということで金価格は下押しが え続いたといったところがご覧いただける かなという風に思いますまこのようにえ このドル指数というのは実はドルユルの 影響を受けるとえいうことから金利だけで は語れないような動きを示すことがあると いったところには注意が必要ですじゃあ 来年ピクテはドルダかドリアスどっちを見 てるのかということになりますと来年金利 低下を予想していることから米ドル安が 続くだろうとえいうことを予想しており ますこれは金価格にとりプラス要因に作用 するという風に考えていますますただ今 申し上げましたようにリスクシナリオと いうのは今後欧州経済が大きく悪化すれば それが再びユロ安主導のドル高につながり 金価格にとり下押し圧力になる可能性が あるとえこの2番目のリスク要員にも是非 ご注意いただきたいなという風に思って おりますただ長期的に見ますと私どもの ピクタム均衡モデルによると米ドル指数は 相当今割高な水準にあるとえいうことから 長期的なドリアが進行していくという中で のえその短期的なドルだかという風にも 捉えることができるかなという風に考え ますとまそうしたえ局面での金の下落と いうのもですね返って金の投資チャンスと いう風にも捉えることができるのではと いう風に考えてい ますそして最後に金価格は想定以上に上れ するリスクえについても考えてみたいと 思います今度は上れするリスクなんですね 下れするリスクじゃなくて上れするリスク でございますこちらににお示ししており ます赤い線がアメリカの行政管理予算局に よるアメリカの政府債務残高の2028年 にかけての予想です2028年にはなんと 40兆ルを上回る水準まで増加すると予想 されていますこのような債務の増大という のはドルの新任を低下させそれがドル安金 価格上昇へと繋がってくる可能性もあろう かと思っておりますそれでは本日の前半の まとめです 12月1日にニューヨーク近先物価格は 過去最高値を更新しましたこれは分断の 時代に入り世界の中央銀行はデフォルト リスクがなく長期的な価値の保存と分散 効果が期待できるえこういった金の購入が 増加しているという定理としての需要要因

があるのですけれどもそういった中で今後 の金価格を占いますとピクテではえ 2024年末2150と予想ししています が今回の利上げサイクルは20え23年の 7月の会合が最後であったえという可能性 が高まっています今後予行倍から利下げの 期間これがですね2026年末まで進行 することが可能性として示されていると いうことまそれによってこの金利低下と いうのが金価額の上昇要因になるこれが1 つ目ですねそしてもう1つは金利低下と ともに米ドル安も進行する可能性があると えこの2つからですね金融価格はえ今回 長期にわるえ上昇サイクルの今は初期段階 にあるという風にも考えることができるの ではないかとえこのように考えています まずは2024年の2150を中心とする 新たな価格レジ入りの可能性が出てきてる とえこのように考えておりますえそれでは 最後にピクテゴールドの12月の基準科学 変動要因をお伝えさせていただければと 思いますピクテゴールド為替ヘッジありの 11月30日の基準価格は1万とび474 でした前月末日+ 171. 1.66の上昇となりました下間の変動 要因ですが金要員が+ 228.為せ示コスト等が-52円となり まし た次にピクテゴールド為せヘッジなしです が11月30日の基準価格は 1万7000円となりました前月末日プラ 188.1.07の上昇となりました月間 の変動要因ですが金要因がプラ393円え 為替要因が円高ドリアによりまして- 197となりまし た左の折線グラフは11月の金価格の推え 月末にかけて上昇したことがご覧 いただけるかと思いますえ中旬にかけまし てはこの辺ですねアメリカの政策権利が 長期式にわって高水準に維持されるという 見方を背景に南朝に推移しましたしかし 中旬以降は米国の消費者物価指数が市場 予想を回ったこともありまして来年米国で は利下げが実施されるとの見方を背景に 金利が低下したことなどを受けまして金 価額は上昇に転じてまります 右側ドル円交替でございますけれどもえ こちらは円高ドリアが進行しましたドル円 為替市場は10月末に開催されました日銀 の金融政策決定会合の内容を受けまして 日銀が金融緩和を維持するとえこうした見 方が円安の要因となった一方で米国では 早期利下げへの観測を背景とします米金利 低下などが米ドル安のえ要因となりまして

上旬は151を近辺で揉み合う展開となり ましたです ねただ中旬以降は先ほどもご紹介しました ようにアメリカの消費者物価指数を きっかけにしましてアメリカの金利が低下 したことなどを背景にしまして円高ドリア 基調になりまして月を通しても円高ドリア となりました以上ピクテゴールド マンスリー12月後をお届けしてまいり ましたどうぞ皆様良いお年をお迎え ください最後までご視聴いただきどうも ありがとうございまし た I

00:00 ゴールド最高値更新2024年の金相場を占う
00:57 ゴールド過去最高値更新
03:12 分断の時代に入り、世界の中央銀行による金購入は続いている
04:06 2023年1-9月期の世界の中央銀行による金購入量はネットで過去最高水準に
04:41 中央銀行の金購入意欲の高さと、金を保有する理由
05:44 2000年以降、金価格は利上げサイクルのピークアウトの頃から上昇する傾向に
08:43 12月FOMCでパウエル議長は、金融緩和姿勢を色濃く示した
11:17 金利低下による米ドル安進行は金価格上昇要因に
13:46 米政府債務残高の増加は米ドルの信認を低下させる可能性がある
14:26 まとめ

過去のパフォーマンスや詳しい情報について
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)
https://www.pictet.co.jp/fund/goldnh.html
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)
https://www.pictet.co.jp/fund/goldh.html

塚本 卓治
ピクテ・ジャパン株式会社
エグゼクティブ・ディレクター 運用・商品本部 投資戦略部長
日系証券会社にて債券およびデリバティブ業務に従事した後、外資系運用会社および日系ファンド・リサーチ会社にて投資信託のマーケティングを担う。通算20年以上にわたり運用業界で世界の投資環境を解説。ピクテではプロダクト・マーケティング部長等を経て、現職。経験豊富なストラテジストが揃う投資戦略部を統括する傍ら、自らも全国の金融機関や投資家を対象に講演を行う。マサチューセッツ工科大学(経営学修士)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト

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最新の内容ではない場合がありますので、予めご了承ください。

審査番号:20231221-EBE7EE