スケアクロウとは案山子(かかし)の事なのですが、昔はよく畑で見かけたものです。でも、最近では近くに畑が少なくなったせいか、減多に見かけることはなくなりました。カラスや金から作物を守る為に考え出された案山子は手作りのせいもあって、私にはとてもユーモラスに見えました。顔の部分はなぜが”へのへのもへじ”の文字で目、鼻、口などが書かれていたので、余計滑稽に見えたのかも知れません。
この楽曲は、畑の中で飄々と突っ立っている案山子をイメージして作曲してみました。外国の畑には案山子が置いてあるのかどうか知りませんが、あくまでも日本の案山子に対する思い入れと言うか、懐かしさと言うか、そのあたりにこだわりたかったのです。
この事とは直接関係ないのですが、1970年代に”スケアクロウ”という映画が公開されました。ジーン・ハックマンとアル・パチーノが共演していた、とても素晴らしい映画でした。
オープン・チューニングを使ったマイナー・キーの楽曲ですが、あまりリズムが重くならないように淡々とベース・ノートを弾く事を心がけて下さい。

© 1997 by Isato Nakagawa

多くの方に聴いて頂ければと思います。
また動画を作って下さり感謝しております。

中川朋美 𝓣𝓱𝓪𝓷𝓴𝓼🎸💕