鹿児島市の活火山・桜島で21日から山体の膨張を示す地殻変動が観測されています。気象台は、今後多量の降灰を伴う噴火が起きる可能性があるとして、注意を呼びかけています。

桜島では21日午前6時ごろから、山体の膨張を示す地殻変動が観測されています。

気象台は、南岳山頂火口または昭和火口で、この山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、桜島島内を中心に多量の降灰を伴う可能性があるとして、注意を呼びかけています。

桜島では2022年9月にも山体膨張が一度に解消されて噴煙が出続け、まとまった降灰が観測されました。

桜島の噴火警戒レベルは現在、入山規制の「レベル3」となっていて、気象台は現在の活動は警戒レベルの範囲内としています。

桜島で噴火があった場合23日夜のはじめは、鹿屋市輝北方向に降灰が予想されています。