ピン芸人のやす子がNHK Eテレのミニアニメ『チキップダンサーズ』(毎週月曜 前8:45)に新キャラクターのラッパーねずみ役で出演することが決定。2日に都内で行われたアフレコ収録後に取材会に出席した。

 ちょっぴりチキン(こわがり)だけど、好奇心いっぱいの骨つきチキンの「ほねチキン」、スキップしながら近づいてくるダンスの先生「スキップガエル先生」など、個性あふれるキャラクターたちがダンスで大活躍するアニメ。第3期から登場する「ラッパーねずみ」は、ラップバトルで先生に勝った伝説のねずみという役どころとなる。

 オファーを振り返ると「え~自分?いいんですか?」と思ったそう。「声のお仕事をほぼしたことがなかったので、自分は芸人なのにいいのかなという不安と喜びでいっぱいでした」と明かす。演じたラッパーねずみは「結構、オラオラしているけど、ピュアという感じ。仲間になりたいけどコミュニケーションが取れないから、ついついラップで言っちゃう。ラップがあるからコミュニケーションが取れる」とした。

 「ほねチキン」「スキップガエル先生」など花江夏樹が1人で8役を担当している。やす子は一緒にアフレコはできなかったが、先に花江の声が入っているところに声を吹き込んだ。

 『チキップダンサーズ』の魅力について「とにかくカワイイ!みんな一人ひとりが人間くさい。どのキャラも好きになっちゃう魅力があります!」とにっこり。花江にならって、何役に挑戦したいか問われると「81役。はい~」とボケつつ「できません…。1役で限界です。いかに難しいかわかりました」と反省。「アニメって、こうやって作っているんだ、という感動と、やってみて声優さんのすごさがひしひしと伝わりました」としみじみと語った。

 「台本を読むのではなく、役に入り込む。画面を見ながら口の動きに合わせてしゃべるとか…。花江さんは8役の心情を切り替える。声も『これ、本当に花江さん?』と思うような声。プロってすごいと実感させていただきました」と声優のすごさを実感し、最後は「自衛隊でもやっていけると思います」と花江に最大級の賛辞を贈っていた。

 ラッパーねずみが初登場するエピソードは、12月4日放送の第11話となる。

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