福岡市の国道で警察の追跡を受けた暴力団組員の男が、事故を起こした挙句に逮捕された事件。

逮捕にいたる過程で市民の協力があったことが明らかになりました。

画面の右手。逃げた方向を伝えるように指を指す人の姿が。

24日午後、福岡市東区の国道3号で起きた多重事故。

白いBMWを運転していたのは、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系組員の藤井紋寛容疑者(34)でした。

カメラには現場から走って逃げ去る男の姿が。

近くにいた複数の市民が目撃情報をもたらすなど、警察に協力。

現場から150mほどにあるマンションが重点的に捜索されました。

逮捕された場所は、市民らが指し示したマンションのベランダでした。

藤井容疑者は事もあろうに外側から3階までよじ登りベランダに侵入したとみられています。

当時、部屋にいた住人にけがはないということです。藤井容疑者は黙秘を続けています。

警察は逃走の際に警察官4人にけがをさせた公務執行妨害などの疑いも視野に捜査を続けています。