俳優の大沢たかお(55)が3日、TOHOシネマズ新宿で行われた映画『沈黙の艦隊』(9月29日公開)の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、吉野耕平監督(44)とともにトークを行った。

 大沢は本作のプロデューサーも兼務。撮影に先立ち、自ら防衛省・自衛隊にアポイントを取り、制作協力を仰いでいたことも話題となった。「簡単ではないテーマにも関わらず、たくさんの方に興味を持っていただけているようでうれしく思う」と来場者に感謝した。

 会場は東京・新宿。小学校の頃から新宿の映画館に頻繁に来ていたという大沢は「昔はもう少し怖いエリアだったんですが、このコマ(劇場)付近には週末によく来て、たくさんの映画を観させていただいた」と回顧。「なので、今こうしてステージ側にいることが少し変な感じ。幸せです」としみじみ語った。

 今作は、かわぐちかいじ氏が1988年から96年まで週刊漫画雑誌「モーニング」(講談社)で連載していた同名漫画が原作。海上自衛隊の潜水艦の艦長・海江田四郎(大沢)が、日米で極秘に開発した原子力潜水艦シーバットと乗員76人を伴って航海中に逃亡するという壮大なフィクションで、「核抑止力をもって世界平和をいかに達成するか」という真摯(しんし)な問題提起をする、アクション・ポリティカル・エンターテインメントとなっている。

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