新型コロナワクチンの接種後に死亡した北海道釧路市の市民について、ワクチンとの因果関係を否定できないとして8月31日までに国が救済制度の適用を認定していたことが分かりました。

 釧路市によりますと、新型コロナワクチン接種後に市民1人が死亡し遺族が釧路市に死亡一時金などを給付する国の「予防接種健康被害救済制度」を申請していました。

 申請後、国の審査会が「ワクチンとの因果関係が否定できない」と判断し、死亡一時金4420万円と葬祭費の支給が認定されたということです。

 釧路市は市民の性別や年代、ワクチンの種類などを明らかにしていません。

 別の市民1人についても接種後に通院が必要となり、この制度が適用されました。

 新型コロナワクチンに関してこの制度が適用されるのは、釧路市では初めてだということです。