お笑いコンビ・サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)が13日、東京・迎賓館赤坂離宮で環境省「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」愛称選定会議に出席した。愛称を『デコ活』に決定した。

 環境省は、昨年10月から活動を開始した新国民運動の更なる推進を目的として、「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称を公募。(公募期間:5月23日~6月22日)。全国から応募のあった約8200件から1つを決定する選定会が行われた。

 会議には、西村明宏・環境大臣のほか、日本経済団体連合会会長・十倉雅和氏、小池百合子・東京都知事、料理人・道場六三郎氏、歌人・俵万智氏、シドニー五輪マラソン金メダリスト・高橋尚子、お笑いコンビ・サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)、同志社大学助教/キャスター・桝太一、俳優・足立梨花、田牧そら、上白石萌音(オンライン)が参加した。

 西村大臣は「“デ”は減らすの意味、“コ”はCO2の意味があり、『デコ活』に決まりました」と理由を説明。十倉氏は「やらせなどなくガチンコでやりました。非常にいい用語だと思います。経済界、産業界としても、カーボンニュートラルにふさわしい製品を出すように努めていきたい」と語った。

 また、小池知事は、同じく公募から決定した“クールビズ”について挙げ「非常識と言われていたのが、今では常識になっている」とし、デコ活についても「一人ひとりのアクションにつながるようなそんな4文字にしていきたい」と語った。

 高橋も「この言葉でカーボンニュートラルの実現が身近になるきっかけになってくれたら」と呼びかけ、桝も「かわいらしくて前向きな用語でよかった。10年後には辞書に載るような言葉になればなと思います」と思いを語った。

 さらに伊達は「白熱して、若干険悪なムードになりかけるくらいのいい会議だったと思います」と笑いを交えて会議の様子を明かし、「漫才に入れたり、テレビでも発信していきたい」と意気込みを語った。

 最後に西村大臣が「国民のみなさんが意識を変えていくキーワードになるように広めていきたい。しかし、広まることが目的ではなく、この言葉が皆さんにすんなりと入っていき、日々の行動に移してもらえるようにしていきたい」と呼びかけた。

■「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の概要
2050年カーボンニュートラル及び2030年度削減目標の実現に向けて、家庭や暮らしの分野でも大幅な温室効果ガスの削減が求められている。そこで、国民・消費者の行動変容、ライフスタイル転換を強力に促すため、衣食住職・移動買い物など生活全般にわたる国民の将来の暮らしの全体像「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしの10年後」を明らかにするとともに、自治体・企業・団体等と一緒になり、豊かな暮らし創りを強力に後押しすることで、新たな消費・行動の喚起と国内外での需要創出・マーケットインにもつなげていく。

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