俳優の上白石萌音が15日、東京・東京国立博物館 平成館で行われた、特別展『古代メキシコーマヤ、アステカ、テオティワカン』の取材会に参加した。

東京国立博物館 平成館では、あす16日から9月3日まで同展を開催。今回の特別展では、「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」という代表的な3つの文明に焦点を当てる。メキシコ国内とアメリカ以外では初公開となるマヤの「赤の女王(レイナ・ロハ)」 の墓の出土品をはじめ、メキシコ国内の主要博物館から厳選した約140件を、近年の発掘調査の成果を交えて紹介している。

東京国立博物館で1955年以来、約70年ぶりとなる古代メキシコ文明に関する展覧会でもある同展で、上白石は音声ガイドナビゲーターを務める。

一般公開に先駆け同展を体験した上白石は「圧倒されたのは赤の女王のマスク。学芸員の方から『これを逃したらもう観られないかもしれない』と言われて、部屋に入る瞬間はなんとも言えない気持ちになりました。みなさんにもぜひ観ていただきたい」と感想を伝えた。

続けて「丁寧に装飾が施されていることからも、神や自然への“おそれ”や、祈り、願いの切実さがにじみ出ている」と分析。MCから「上白石さん自身の願いは?」と聞かれると、「これは長年の念願なんですが、両親と妹と4人でメキシコに里帰りがしたい」と笑顔で語り、「なので、長期の休みがほしいです(笑)」と力強く語った。

幼少期にメキシコに3年間住んでいた経験がある上白石は、今回の音声ガイドのオファーを「本当にうれしかったです。メキシコへの恩返しになればいいな、日本とメキシコを少しでもつなげられればいいなと思ってやらせていただきました」と回顧し、「(帰郷への)モチベーションが上がりました」とさらに力を込めていた。

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