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第11回目の講師は、奥泉光さん。あつい夏日の訪れのなか、近代日本文学草創の地、早稲田大学の小野記念講堂にて講座が開催されました。「今日はフルートは吹きません!」という言葉とともに、明るい青のジャケットを着て颯爽と登場した奥泉さん。今回のテーマは、「近代小説の技法をめぐって」。明治以降の日本文学がどのように作られてきたのか、そこにはどのような課題があったのか。漱石作品を読み解きながら、リアリズムからモダニズムへの移行を、文学のみならず、音楽・絵画を横断しながら、その歴史を語っていただいた。