愛知県内でトップクラスのごみ処理能力を持つ、豊田市の渡刈クリーンセンターが今、ある危機的状況に陥っています。今月、市民にごみの削減を呼びかける「ごみ非常事態宣言」が発令されました。

豊田市清掃施設課 浦野大一郎課長
「こちらが火事が起こった一号炉のごみ移送コンベヤーです」

このような事態となってしまった理由は、今年2月に施設内で発生した火災です。この火災の影響で、3台ある焼却炉のうち1台が使えない状態になってしまいました。

その結果、焼却が追いつかず、回収したごみがどんどん蓄積。現在、稼働を停止している焼却炉では復旧作業が進められていて、来月には再開される見込みですが、それでも収集の量が焼却する量を上回り、9月にはごみが施設に入りきらなくなってしまう可能性があるといいます。

市民に大きな影響を与えた火災はなぜ起こったのでしょうか。

その原因として考えられているのがリチウムイオン電池です。携帯電話やモバイルバッテリーなどに使われるリチウムイオン電池は、分別せず燃えるごみなどと一緒に出してしまうと、処理の過程でつぶされ発火してしまう危険性があるといいます。

豊田市清掃施設課 浦野大一郎課長
「場合によっては、職員の命に影響が及ぶ可能性もあります。リチウムイオンバッテリーを含むごみは、絶対に燃やすごみで出さないでください」

市は正しい分別を呼びかけています。
(2023年4月20日放送「news every.」より)

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