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羽生結弦 2020-2021 フィギュアスケート シーズンカレンダー

【羽生結弦 2019-2020シーズンreview Vol.7 全日本選手権 ショートプログラム】
羽生結弦は、全日本選手権大会前日、12月18日の午後に帰国。その日行なわれた公式練習には出ず、初練習となった19日昼の公式練習では4回転ループや4回転サルコウ、4回転トーループ+3回転トーループなどを決めていた。
だが、動きの悪さは歴然で、11月のNHK杯からグランプリファイナル、そして今回の全日本まで中1週ずつのハードスケジュールのため、疲労はかなり蓄積していた。
それでも、羽生はショートプログラムで、最初の4回転サルコウは4.30点の加点で、2番目に持ってきた4回転トーループ+3回転トーループは4.34点の加点。3本目のトリプルアクセルこそ「自分ではミス」と言うように、着氷で足が少しブレて2.63点の加点にとどまったが、非公認ながら自身が持つSPの世界最高得点を上回る110.72点を獲得して首位スタート。
「この曲では自分がアクセルの音として跳んでいるところは、やっぱりエッジ系のジャンプで軽やかな跳び方をしなければいけないというのを、表現的にすごく思っています。だからどうやってより軽くトーループを跳ぶかを考えました。『Origin』の後半の力強いトーループではなく、より軽い流れのあるトーループにするためにトーの付き方も意識して。そういう面では挑戦だったと思います」
text by Oriyama Toshimi
羽生結弦 2020-2021 フィギュアスケート シーズンカレンダー

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