錠さんは生前、日活映画撮影所の人たちを俳優としての視点で小説にしたり、雑誌で数々のスターに纏わる逸話を多く語った。そんな中でも、赤木圭一郎と吉永小百合に纏るエピソードは、遠い記憶の彼方で見つめ続けた錠さんならではの思い出話である…。