この“伽羅”と言う曲で、オープンDm・チューニングを始めて使ってみたのだが、元々は“Big 44”のチューニングから派生したものである。以前からエキゾチックな雰囲気のする音楽に興味があり、そう言ったタイプの曲を何曲か作曲してみたのだが、自然な曲作りが出来ると言う事に気付いたのである。これはどう言う事かと言うと、東洋人は東洋人の感性みたいなものを自分の内面に持っているので、その感性をごく自然に音楽に生かした、と言う事に他ならない。東洋人の僕が、西洋音楽から吸収した表面の知識だけでいくら作曲しても、それは自然ではないのである。余韻とか間のある音楽を楽しめる東洋人と、それらを音数とリズムで埋めてしまう西洋人の違いを痛感する。西洋で生まれたギターと言う楽器を使ってはいるが、楽曲や音で、西洋にはない何かを表現してみたいと思う。ライフ・ワークと言うと大袈裟だが、その辺をこれからもテーマにして、音楽活動して行きたい。ここ数年、そんな事を考えながらギター・ミュージックに取り組んでいる。
中川イサト

多くの方に聴いて頂ければと思います。
また動画を作って下さり感謝しております。

中川朋美 𝓣𝓱𝓪𝓷𝓴𝓼🎸💕