大森南朋、光石研、臼田あさ美、淵上泰史、三浦貴大、奥田庸介監督/映画『東京プレイボーイクラブ』初日舞台挨拶

現代東京の場末を舞台に、アンダーグラウンドな世界をユーモラスに描き出したバイオレンス映画『東京プレイボーイクラブ』。この作品が2012年2月4日に公開初日を迎え、渋谷ユーロスペースで行われた舞台挨拶に大森南朋、光石研、臼田あさ美、淵上泰史、三浦貴大、奥田庸介監督が登壇した。

奥田監督は弱冠25歳にして、本作で商業映画デビュー。第12回東京フィルメックスで学生審査員賞を受賞したほか、第16回釜山国際映画祭・アジアの窓部門や第41回ロッテルダム国際映画祭タイガー・アワードにも出品されている。

そんな経歴もさることながら、独特な存在感で観客の目を引いた奥田監督。先日のロッテルダム映画祭の感想については「ロッテルダムも楽しかったけれど、やっぱり日本が一番だよね。みんな大好き」とぶっきらぼうながらも、にこやかな表情で挨拶。観客からは笑いが起こっていた。

若手の奥田監督との仕事について大森は「貫禄があるので若さは感じなかったです。現場では一番興奮していましたね」と話し、臼田は「初めて自分より若い監督さんと仕事しましたが、年下だとか全然感じませんでした。監督の熱に押されて撮影は進んでいきました」と振り返った。

チンピラを演じた主演の大森は自身の役柄について「この歳でここまで暴れられる役は、ある種の快感でしたね」とコメント。「三浦くんと喧嘩しましたね」と振り返ると、三浦は「ボッコボコでしたね」と返し、会場からは笑いが。そんな大森の演技を見て、光石は「セクシーナンバー1でした」と印象を述べると、臼田も「セクシーでした」とニッコリ。大森は思わず照れ笑いを浮かべていた。

最後に大森は「この作品は僕も思い入れがあるので、ヒットしてまた奥田監督と仕事がしたいです」と挨拶。奥田監督は「自分が監督脚本した自分の世界をこんなに多くの人が共感しくれてるっていうのが、純粋に嬉しいです。愛してます」と締め括った。

#大森南朋#臼田あさ美#東京プレイボーイクラブ