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 俳優のオダギリジョーが、この1年間に放送された番組で“世界に見せたい日本のドラマ”を選出・表彰する『東京ドラマアウォード2022』で助演男優賞を受賞し、25日、都内で行われた授賞式に出席した。

 『カムカムエヴリバディ』は、作品賞・連続ドラマ部門:優秀賞、助演男優賞:オダギリジョー、脚本賞:藤本有紀、主題歌賞:AIで最多となる4冠を記録。作品は、連続テレビ小説『ちりとてちん』の藤本有紀氏が、ラジオ英語講座と、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろしたオリジナルストーリー。“朝ドラ”史上初となる3人のヒロイン、安子(上白石萌音)・るい(深津絵里)・ひなた(川栄李奈)が、母から娘へとバトンをつなぎ、戦前から戦後、そして令和までの物語を紡いだ。

 オダギリが演じた大月錠一郎(通称:ジョー)は、るいが働くクリーニング店に客として訪れる謎の男。名前も住所もわからず、すぐ消える。いつもシャツには同じ汚れをつけており、背広から下着まで大量の洗濯物を置いていく。錠一郎のつかみどころのない言動や行動が、るいを戸惑わせ、やがて、錠一郎との出会いが、るいの運命を動かしていく…いう役どころ。

 記念のトロフィーを受け取ったオダギリは「戦争直後に生まれて、最終的に83歳くらいまでを演じました。そういう意味ではいろいろな経験をできて面白いドラマでした」と回想。トランペットやピアノの演奏シーンについては「めちゃくちゃ練習しました。大変でしたけど、朝ドラってそういうものだと思って、頑張れるだけ頑張りました」と語り、充実感をにじませていた。

そのほかの受賞作品・授賞者は以下の通り。

■作品賞
<連続ドラマ部門>
グランプリ:『最愛』(TBS)
優秀賞:『カムカムエヴリバディ』(NHK)、『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ)、『緊急取調室 第4シーズン』(テレビ朝日)、『シェフは名探偵』(テレビ東京)、『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ)、『おいハンサム!!』(東海テレビ)

<単発ドラマ部門>
グランプリ:『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』(NHK)
優秀賞:『ふたりのウルトラマン』(NHK)、『マイスモールランド』(NHK)、『津田梅子 お札になった留学生』(テレビ朝日)、『孤独のグルメ2021大晦日スペシャル~激走!絶景絶品・年忘れロードムービー~』(テレビ東京)

<ローカル・ドラマ賞>
『この花咲くや』(NHK鹿児島)、『我が家の夏~リバー・サイド・ファミリー~』(東海テレビ)

■個人賞
主演男優賞:菅田将暉『ミステリと言う勿れ』
主演女優賞:吉高由里子『最愛』
助演男優賞:オダギリジョー『カムカムエヴリバディ』
助演女優賞:松本若菜『やんごとなき一族』
脚本賞:藤本有紀『カムカムエヴリバディ』
演出賞:塚原あゆ子『最愛』
主題歌賞:AI『アルデバラン』(『カムカムエヴリバディ』主題歌)

■海外作品特別賞
『糸が切れてしまった凧』インドネシア、『縁起良き時』台湾、『1000の星の物語』タイ