北海道内では15日、新たに10人の感染を確認。感染拡大が落ち着き始めている東京都の9人を上回りました。

 こうした中、16日から札幌など石狩地方を除く地域で、一部商業施設などへの休業要請や飲食店などのアルコール類提供自粛の協力要請が解除されます。
 
 ただ鈴木知事は「北海道が特定警戒都道府県であることは変わらない」として、今週末の外出自粛の継続を求めました。

 鈴木直道 北海道知事:「この危機克服に向けて道庁が一丸となって取り組みを進めてまいりますので、今後とも力添えをよろしくお願いします」

 また札幌市の秋元市長も臨時会見を開き、同じく週末の外出自粛を求めました。

 学校については5月中は分散登校などは実施せず、休校を継続するとしました。

 一方、北海道内では15日新型コロナウイルスの患者1人の死亡が確認されました。

 新たに確認された10人の感染者のうち、2人が再び陽性となった患者です。

 休業要請が続く石狩地方では7人が感染していて、このうち札幌市では4人が感染しました。

 集団感染が深刻な札幌市北区の介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」では、40代の男性介護士が感染。

 この施設の集団感染は、北海道内最多の84人に上ります。