塩野義製薬は、新型コロナウイルスの飲み薬について、最終段階の治験で効果が確認されたと発表しました。

塩野義製薬は、開発している新型コロナの飲み薬について、早期の承認を目指しています。

ただ、厚生労働省の専門家会議は今年7月、中間段階の治験で新型コロナの特徴的な12の症状が全て改善される効果が確認できなかったとして、承認を見送っています。

そこで塩野義製薬は、厚労省などと協議の上、最終段階の治験では、オミクロン株に特徴的なのどの痛みなど5つの症状に絞って、症状が消えるまでの時間を調べました。

すると偽薬を投与されたグループと比べて、症状が消えるまでの時間をおよそ24時間短縮させる効果が確認できたということです。

塩野義製薬は今後、承認に向けて、治験の全てのデータをできるだけ早期に提供することにしています。

カンテレ「報道ランナー」2022年9月28日放送
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