ANIME

本好きの下剋上



本好きの下剋上, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=3248940 / CC BY SA 3.0

#放送前の番組
#日本のファンタジー小説
#ハイファンタジー小説
#小説家になろう
#2013年の小説
#TOブックス
#転生を題材とした小説
#書物を題材とした小説
#異世界への転生・転移を題材とした作品
#漫画作品_ほ
『本好きの下剋上』(ほんずきのげこくじょう)は、香月美夜による日本の小説。
正式名称は『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』。
初出は小説投稿サイト「小説家になろう」。
2013年9月から連載投稿され、2017年3月に全5部677話で完結した。
TOブックスが椎名優の挿絵をつけて商業出版した。
「小説家になろう」に多く投稿されている、異世界でのものづくりのよろこびを描いた作品の一つ。
本好きの現代人が死後に生まれ変わった中世ヨーロッパ風のファンタジー世界で、現代知識を駆使して本作りを目指していく。
書籍版がTOブックスから発売された。
『このライトノベルがすごい!』では、2017年版で単行本・ノベルズ部門第5位、2018年版・2019年版で同部門第1位、2020年版・2021年版で同部門第2位を獲得。
2020年版で発表された「2010年代総合ランキング」でも第7位(単行本・ノベルズ部門の作品としては最上位)に入った。
2021年8月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数は500万部を突破している。
2015年10月30日から、ニコニコ静画内『comicコロナ』で第一部が漫画化されている。
電子書籍のコミック1巻が2015年12月18日、書籍のコミック1巻は2016年6月25日に発売され、TOブックス初のコミック販売になる。
2017年9月9日にドラマCDも発売された。
同じく『comicコロナ』にて、第三部が2018年4月30日から、第二部が2018年9月24日から、第四部が2020年12月24日から漫画化されている。
本編は完結したが、2017年4月28日から主人公以外の別人物視点で後日談を語るストーリーが始まっている。
『本好きの下剋上』はそれまで恋愛小説を執筆してきた著者が、他のジャンルへ挑戦しようとして執筆された。
ありがちな王道異世界物として執筆され、異世界の雰囲気が重視された。
連載中は一日一話ずつ執筆され、小説家になろうに毎日投稿されるのが常態であった。
評論家の飯田一史は作中に、時代による書物観の違いや権力構造も変えうる本の力が描かれていることを見出し、「人類にとって書物とは何だったのか」を改めて気づかせてくれたと評価している。
また、Web小説という媒体で書籍への愛着を語り、読者がそれをWeb上で読むことに特異性があるとし、「ウェブネイティヴな作品で言われるからこそ紙の本への憧れが際立つ」と批評している。
さらに、作品の時代性について、「デジタルデータでテキストを読み書きする時代になったからこそ、匂いと手触りのある本が、想像の世界でも価値あるものとされる」と述べている。
現代日本に暮らす本須麗乃(もとすうらの)は、念願である図書館への就職が決まった日に亡くなってしまう。
もっと多くの本を読みたかった、そんな未練を抱いた彼女は気が付くと異世界の幼女マインとしての体を持っていた。
物語の主な舞台となるのは、魔法の力を持つ貴族に支配される中世然とした異世界の都市エーレンフェスト。
厳格な身分制度の中、現代日本の知識を持つ少女マインが、本を手に入れるために出世していく。
第一部では、平民の娘マインが幼馴染の少年ルッツと紙を発明した後、神官長フェルディナンドと出会い巫女見習いとなるまでが語られる。
マインはこの世界で意識を持ってから大好きな本を探すが、紙がなく、羊皮紙による本も高価であることを知り、本作りを志す。
マインは病弱で家族も貧しく紙を作るための材料集めにも不自由するが、現代知識を活かして身の周りを改善するうちに、ルッツと親しくなる。
マインは商人を志すルッツを助けるため、ルッツと共同で植物紙を開発することを大商人ベンノに提案する。
ベンノは平民離れした身綺麗さと年齢不相応の知識を持つマインに特異性を見出し、マインとルッツの工房に出資し、商人見習いとして教育する。
以後、ベンノは二人のために親身でありつづける。
紙は完成したが、マインは自身が身食いと呼ばれる不治の病であることを知る。
身食いは体内に魔力が限界を超えて蓄積される症状で、その多くは短命で亡くなり、生き延びるためには魔力を必要とする貴族に服従を強要される。
マインは洗礼式で神殿と一悶着の後、高い魔力が評価されて、魔力を放…