TBSアーカイブ「日本のスゴイ女性」
緒方貞子さん(元国連難民高等弁務官・JICA元理事長)インタビュー
(2006年8月「NEWS23」放送)

2021年2月、ミャンマーでの混乱が激しさを増し、何千もの難民が故郷を追われています。全土で広がる市民への無差別な暴力や、国境地域でのミャンマー軍と少数民族武装勢力の争いによって、多くの人々が家を追われ、国境を越え難民となり、隣国への避難を強いられています。

ミャンマーのみならず、世界にはシリアやイラク、南スーダンなど、住む家を追われた人々が沢山います。そんな難民を守るために、かつて世界の紛争地に足を運び、自らの目で現場を見て、最前線で指揮をとり支援を続けた一人の女性がいました。

1991年から10年間、国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子さんです。
(2019年10月逝去)

緒方貞子さんって何が「スゴイ」の?

・「日本人として」、「女性として」初めて国連難民高等弁務官を務めた

・「難民に尊厳を」という言葉を掲げ、10年間に渡り国連の難民行政を率いた

・最高幹部でありながら、徹底して現場主義、人道主義を貫いた

・米国の大統領ら大国のリーダーに難民援助への協力を積極的に求める交渉力

・緒方さんがリーダーを務めた10年間でUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は予算、職員共に倍増、国連の中心的な組織になった

緒方さんは、1991年に日本人初、女性初の国連難民高等弁務官に就任すると同年の湾岸戦争後にイラクから逃げるクルド人難民、バルカン紛争の戦争被災者、そして94年に勃発したアフリカ中部ルワンダ大虐殺での難民救済など、世界の紛争地に赴き、人道支援に取り組み続けました。

現場では「困難な問題解決」をリーダーとしてどのようにして乗り越えてきたのか。そして、忍耐を要する場面で緒方さん自身を突き動かしてきたものは何か?国際社会で奮闘してきた緒方さんから見る、日本という大国の責任とは?

また、インタビュー当時78歳という高齢ながら、月に1回海外視察をするという超多忙なスケジュールをこなす緒方さんの元気の秘訣についても語っています。

常に徹底した現場主義を貫き、「5フィート(150センチ)の巨人」と称されたことでも知られている緒方さん。

「難民や被災者が忘れ去られることがないように」という緒方さんのメッセージは2015年に国連がニューヨークで「誰一人取り残さない」という言葉を添えて「SDGs」という宣言をするにも至りました。

そんな緒方さんの貴重なインタビュー映像を是非、ご覧ください。
聞き手:草野満代キャスター

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