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 「Mother」(2010)、「最高の離婚」(2013)、「カルテット」(2017)などを手掛けてきた脚本家・坂元裕二が、「2020年の東京」を舞台に、今この瞬間を生きるすべての若者へ贈るため書き下ろした『花束みたいな恋をした』が、29日に公開。

 デートの最後はお決まりのファミレスに向かい、様々な話題で盛り上がるのも束の間、気づけばいつも終電の麦と絹。二人とも時間を忘れてデートを楽しみ、お互いの気持ちにどこか期待を滲ませつつも複雑な表情を覗かせている。

 “友達以上恋人未満”のはがゆい距離感の日々が続く中、「好きかどうかが、会ってないときに考えてる時間の長さで決まるなら、間違いなくそうで」、「お店の人に感じいいなとか、歩幅合わせてくれるなとか、ポイントカードだったらもうとっくに溜まってて」、と二人は自分の中の”好き”という気持ちを確信し、告白を決意。終電までのカウントダウンは進み、次第に焦りだす二人の恋路はいったいどうなるのか?じれったくも思わず共感してしまうような麦と絹の気持ちを、脚本・坂元裕二が紡ぐリアリティに溢れた台詞が表現する、ドキドキの本編映像となっている。