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【世田谷ゆかりの選手】Vol.6 新谷仁美選手インタビュー



東京2020大会に向けて日々挑戦し続けているアスリートの思いや素顔に迫る「世田谷ゆかりの選手」シリーズ。
今回は女子陸上競技選手 新谷仁美 選手に迫ります。

※発言内容の文字起こしは、以下ホームページに掲載しています。
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/005/002/d00189537.html

【プロフィール】
1988年生まれ、岡山県出身。幼少期から活発で、水泳、バトントワリング、サッカーやバスケットボールを習うなど、スポーツ万能な少女であった。
地元の中学校に進学し、陸上部であった兄の影響と2000年のシドニーオリンピックでの高橋尚子氏の活躍に影響を受け、陸上部に入部する。高校は陸上の強豪校、興譲館高校へ進学。全国高校駅伝に3年連続出場し、エース区間と呼ばれる第1区で3年連続区間賞を獲得。2005年にはチームで優勝を果たした。
高校卒業後、豊田自動織機に入社し、陸上部に入部。2007年の記念すべき第1回東京マラソンで初マラソンに挑戦、2時間31分01秒の記録で女子の部において初優勝を飾った。その後も華々しい活躍を見せ、2012年のロンドンオリンピックでは10000mに出場、30分59秒19の日本女子歴代3位の好タイムをマークして9位でゴール。2013年、第97回日本選手権女子10000mでは、2位の選手に1周差をつける31分06秒67の大会新記録で優勝し、第14回世界陸上選手権大会の代表内定を獲得した。同年、同大会に出場し、30分56秒70と自己記録更新し5位入賞。その後、表舞台に姿を見せることなく、翌2014年現役引退を発表、そして3年半のOL生活を経て、2018年に復帰を遂げた。2019年、全国都道府県対抗女子駅伝に東京のアンカーとして第9区に出走。5年間のブランクを感じさせない7人抜きの快走を披露し、31分06秒で区間賞を獲得した。
現役復帰後は自らトレーニングメニューを作成していたが、2019年9月からTWOLAPS TCの横田真人氏にトレーニングを一任する。2020年1月のヒューストンハーフマラソンにおいて、66分38秒の日本新記録を樹立。同年12月、東京2020オリンピックの選考会を兼ねた日本陸上競技選手権に10000mで出場。最後まで独走を貫き、18年前に渋井陽子氏がマークした日本記録を28秒45更新する圧倒的な走りで、30分20秒44の日本新記録で優勝。東京2020オリンピックの内定を勝ち取った。