ジョー・ライト監督によるロマンティックなミュージカル映画『シラノ』(2月25日公開)で、ピーター・ディンクレイジが演じる全く新しい設定の“シラノ”に迫る特別映像が到着。

 17世紀フランスに実在した詩人にして、剣豪で、自由と勇気のあるシラノを主人公にした、エドモン・ロスタン作の戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」。大きな鼻のコンプレックスに悩みながらも、一人の女性を慕い続けた壮麗で高潔無比なシラノの永遠の愛の物語は、1897年の初演以降、世界各地で幾度となく上演され、映画化・ミュージカル化されてきた。

 ジョー・ライト監督版では、脚本を務めるエリカ・シュミットがミュージカル化したものが基になっており、シラノが片思いしている親友・のロクサーヌが別の青年に好意をもっていると知り、文才のないその彼に代わって詩人でもあるシラノが恋文を代筆する。そのベースとなるストーリーは同様だが、決定的に大きな違いは主人公シラノのコンプレックスを大きな鼻から変更した点だ。その全く新しい設定のシラノを演じるのは、HBOの人気ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」でエミー賞などに輝き、本作でも数多くの賞レースで主演男優賞の受賞やノミネートしているピーター・ディンクレイジ。

 映像では、シラノが小柄な体格ながら勇敢に立ち向い多才である一方、彼の唯一の弱点である“愛される自信がない”ことが打ち明けられている。ミュージカル版に引き続きピーターと共演したロクサーヌ演じるヘイリー・ベネットは「ピーター・ディングレイジは驚くほど繊細で、彼にしかできないシラノを演じている。ピーター史上最高の演技よ」と大絶賛!

 また、コンプレックスを抱えているシラノが、「“自分なんて…”と卑下する気持ちが私にはよくわかる。だが、そう感じることは誰にでもある」と語るピーター。そして、「シラノの物語は他の誰でもない自分を受け入れる物語なんだ」という感慨深いメッセージで締めくくられている。

 また、映画でピーターが生歌を披露しているのは本作が初! プロデューサーのエリック・フェルナーは「素晴らしい役者だということはよく知っているが、舞台の彼を見ていない人は、彼の歌をまだ聞いたことがない。私は彼が歌うのを聞いたとき、あまりに素晴らしい歌い手で衝撃を受けたよ。甘美で、心に残る、魅力的なバリトンボイスなんだ」とコメントしており、彼の歌声にも注目してほしい。

出演:ピーター・ディンクレイジ、ヘイリー・ベネット、ケルヴィン・ハリソン・Jr.、ベン・メンデルソーン
監督:ジョー・ライト
製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ガイ・ヒーリー 脚本:エリカ・シュミット
原作:エドモン・ロスタン
製作総指揮:エリカ・シュミット、サラ=ジェーン・ロビンソン、シーラズ・シャア、ルーカス・ウェブ、マット・バーニンガー、カーリン・ベッセル、アーロン・デスナー
音楽:ブライス・デスナー&アーロン・デスナー
全米公開日:2021年12月31日
原題:CYRANO
配給:東宝東和
(C) 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
公式HP:cyrano-movie.jp
公式Twitter:https://twitter.com/universal_eiga
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