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韓国のプラスチック・ゴミ発生量が世界3位!― 日本海への不法投棄が、大きな問題に... ―

■ニュースの概要■ 2020年11月2日、中央日報が伝えたところによると、韓国で国民1人当たりが排出するプラスチック・ゴミの量が、世界第3位になったことが分かった。米国海洋保護協会(SEA)などの合同研究チームが最近、国際学術誌「サイエンス・アドバンシズ」にプラスチック・ゴミに関する報告書を公開した。これによると、2016年基準で世界217カ国を対象に調査したところ、韓国で国民1人当たりのプラスチック・ゴミ発生量は88キロを記録した。これは、米国の105キロ、英国の99キロに続き、世界で3番目に多い量となる。韓国の総プラスチック・ゴミ発生量では451万トンとなり、世界13位となる。すなわち、韓国において発生するプラスチック・ゴミの量が、極めて多いことが確認されたことになるだろう。一方、米国CNNニュースによると、韓国におけるゴミの「不法投棄」が深刻な問題となっていることが分かった。韓国では「ゴミ」の発生量が近年急増しており、自国で処理できないゴミは中国へリサイクル材料として輸出してきた。しかし2018年4月、中国で法改正が行われ、リサイクル可能なゴミの多くが輸入禁止品目に追加されると、韓国から中国へのゴミ輸出は90%も減少することとなった。この影響で、韓国の廃棄物処理会社がゴミの収集を拒否したため、一時、ソウルの街はゴミで溢れたという。現在、韓国「国内」におけるゴミの不法投棄は年間120万トンと推定され、数千~数万トン単位の不法投棄事件が相次いで摘発されている。過去4年間で確認された不法投棄によるゴミの山は、韓国全土で320箇所におよび、今年上半期だけでも100箇所の新たなゴミの山が形成されたという。韓国東部を流れる洛東江(ナクトンガン)沿いの水田地帯にある17万トンのゴミの山は、自然発火して炎上し、周囲にはプラスチックの焦げた悪臭が広がった。こうしたゴミの山の火災が、韓国では多発しているのだ。…