東京など1都3県では28日、過去最多の感染が相次いで確認されました。医療崩壊の危機が迫っています。
■東京3000人超にも「“でしょうね”」
新規感染者を年代別で見てみると、20代が最も多い1078人、次いで30代が680人となっています。
東京に隣接する神奈川、埼玉、千葉でも、過去最多の感染者数が報告されました。各知事は29日、「緊急事態宣言」の発出を国に要請する方針です。
ただ、すでに宣言下にある東京を見てみると、以前と比べて、目立った効果は出ていません。飲食店が立ち並ぶ渋谷センター街は、多くの人が行き交っている状況です。
20代会社員:「外出しちゃダメと分かっていても、羽目を外して遊びたくなる」「きょう(28日)の3000人も“でしょうね”というのが。これだけ(外出する)人が増えていれば、(感染者が)増えるでしょうね」
小池百合子都知事は・・・。
東京都・小池百合子知事:「新規陽性者数が増えると、医療機関にさらなる病床(確保)の必要性も出てくる」
■重症者数半分も医療現場すでに“ひっ迫”
そうしたなか、第3波と異なるのは、重症者の数です。
ワクチン接種が進み、重症化しやすい高齢者の感染が減ったため、第3波のピーク時と比べると、重症者数は半分になっています。
しかし、医療現場は、すでに余裕のない状態です。
品川区の病院では、中等症以上の患者を受け入れていますが、ベッドは満床に近付いています。
■医師「現場感覚で“重症”は“ひん死”」
また、埼玉県の「埼玉医科大学総合医療センター」でも、増加する患者の対応で手一杯です。
埼玉医科大学総合医療センター・岡秀昭教授:「急激に中等症、重症の患者さんの入院の要請が相次いで、急速に病床が埋まりました。最大の波が押し寄せてきている」
現在、重症患者を受け入れる枠の3分の2が埋まっていて、瀬戸際の状況が続いているということです。
医師は「重症者数は減っている」という考え方に対して、注意が必要だと指摘します。
埼玉医科大学総合医療センター・岡秀昭教授:「会議資料や県の報告の“重症”は、現場の感覚でいえば、重症ではなくて“瀕死(ひんし)”。中等症2というのは、数日のうちに治療の効果がなければ、重症化して、人工呼吸器が必要になる。中等症2の患者が、氷山の下の氷のように、たくさんいる」
この病院の入院患者は、まだワクチンを打てていない40代から60代が、全体の8割を占めます。
70代以上の高齢者に比べると、重症化率は低いものの、このまま感染者が増えると、取り返しのつかないことになるといいます。
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