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東京で変異型「E484K」 免疫やワクチン効果低下も(2021年4月6日)

5日、東京都で変異ウイルスの新たな感染者が一日で最多となる22人が確認され、政府分科会の尾身茂会長が危機感をあらわにしました。

 都内で、5日確認された新規感染者は249人。1週間前の月曜日と比べると15人増え、5日連続で前の週の数字を上回っています。

 小池百合子知事は「夜の時間が遅くなって、外出されている方のマスクの着用率が減っているということなどが、感染を拡大している可能性が高いということであります」と話しました。

■東京で変異型「E484K」確認

 そうしたなか、懸念されているのが、変異ウイルスの感染拡大です。

 5日、都内では一日でこれまでで最多となる22人の感染者が確認されました。全員が海外への滞在歴はないといいます。

 さらに、小池知事は「『484K』というタイプの変異株が、東京では多く見られているということです」と話しました。

 この「E484K」と呼ばれる変異ウイルスについて、厚生労働省は、免疫やワクチンの効果を低下させる可能性を指摘しています。

 政府分科会の尾身会長は「変異株の割合が東京なんかも含めて少しずつ増加しているということで、感染対策の困難さという意味では、また一つ上の困難さに突き当たっている」と述べました。

 大阪では、別の変異ウイルス「N501Y」が猛威をふるっていて、東京でも感染が広がらないか、懸念されます。
[テレ朝news]