ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.09.17 07:50
イランによるミサイル・ドローン攻撃で、中東地域の米軍基地の建物や航空機などが大きく損傷した様子を収めた写真が公開された。
15日(現地時間)、CBSニュースによると、現役の米軍関係者が、イランの攻撃を受けたサウジアラビアとクウェートの米軍施設の被害写真をCBSに提供した。情報提供者らは、米軍による厳しいメディア接触制限などを理由に匿名を求めた。
公開された写真のうち、サウジアラビアのプリンス・スルタン空軍基地で撮影された写真には、米空軍のE3セントリー早期警戒管制機の後部が攻撃を受け、大きく損傷した様子が写っている。航空機の尾翼部分は、焼け焦げた機体からもぎ取られている。
E3セントリーは、機体上部に大型の回転式レーダーを搭載し、空中から航空機などを探知して作戦を指揮する早期警戒管制機だ。
プリンス・スルタン空軍基地の別の写真には、建物や兵舎などが大きく損傷した様子も捉えられている。
クウェートのキャンプ・ビューリングとキャンプ・アリフジャンでも、建物や車両などが破壊された様子が確認された。キャンプ・ビューリングは、米陸軍の兵力や装甲車、一部の航空機が配備される主要拠点だ。
現役の米軍関係者の一人はCBSに対して「米国民に知られていない、われわれの基地の深刻な被害」とし、「われわれは目を閉じたまま顔面を殴られているようなものだ」と語った。
米国防総省監察総監が今週、議会に提出した報告書でも、イランの攻撃による米軍施設の被害が確認された。
報告書によると、イランの攻撃により、クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、イラク、オマーン、ヨルダンの8カ国にある米軍基地で、数百棟の建物や施設が損傷または破壊された。
米軍の航空機や無人機にも被害が発生している。監察総監の報告書によると、最大30機のMQ9リーパー無人機が破壊された。KC-135空中給油機は7機が損傷または破壊されたが、このうち5機はサウジアラビアで地上に駐機している際にイランのミサイル・ドローン攻撃を受けた。残る2機は、今年3月にイラク近郊で発生した事故に関連する被害だった。
CBSは監察総監の報告書を引用し、報告書に集計された米軍装備の損失額は最大37億ドル(約5780億円)に達し、航空機の被害も約60機に上ると伝えた。この数字にはイランによる直接攻撃による被害だけでなく、衝突事故など非戦闘状況で発生した損失も含まれている。
特に、イランの攻撃によってバーレーンの米海軍基地が被害を受けたことで、従来バーレーンが担っていた海軍の兵站機能の一部が、インド洋のディエゴガルシア基地など、さらに遠方の地域へ移された。これに伴い、中東地域の米軍艦艇への補給周期が14~18日に延びたことが調査で分かった。
米国防総省はCBSからの関連するコメント要請に応じなかった。